どんだけ大きいお腹なんだ
それはかなり不思議な光景だった。
7月4日の夜、北海道伊達市の道の駅で、車中泊することにした。
駐車場から10mほど歩くと大きなクルミの木があり、
さりげなく目をやると、
葉っぱの上にぼんやりと白い玉が少し光っているように見えた。
【クルミハムシ】2010年7月4日北海道・伊達市
近づいてよく見ると、異常なくらいお腹の大きくなったハムシだった。
後で、友人にメール確認すると、
クルミの葉を摂食するハムシで、そのまんま「クルミハムシ」と言うらしい。
横から見ても、背中にたたんでいる翅から大きなお腹がはみ出している。
それでも、普通に歩くことができるようだ。
同じ木の少し離れた別の枝でも、見つかった。
こっちは、何故か交尾中だった。
お腹が大きくなってから、交尾するのか?
近くに♂が2匹ウロウロしていた。
図鑑によると、クルミハムシの特徴のひとつとして、
他のハムシ類と比較して体が扁平であると記されている。
確かに♂の体は、平べったい!!
これは、クルミの樹皮の下で、成虫越冬するのに適しているとのことであるが、
産卵前の雌のお腹の大きさは、まるでそのうっ憤をはらしているかのようである。
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