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虫たちの親子-16 クロコウスバカゲロウ

このシリーズでは、特異な姿かたちの幼虫について、
たまたま、成虫の写真が撮れていたものを、
親子として、両方同時に紹介している。

普通に考えて「こんなにも奇妙な幼虫たちの親(成虫)は、
一体どんな虫なんだろうか?」というのが、その発端である。

 

 

今回は、ちょっとだけ不思議なクロコウスバカゲロウの親子である。

 

 

まずは、幼虫から・・・・

 

 

 

クロコウスバカゲロウ幼虫(ウスバカゲロウ科)

2013年7月15日 七里長浜・青森

この子は、海岸の砂丘や砂地などの限られた環境にしか生息していない。

巣穴(アリジゴク)は、まばらに草の生えた砂地に、
予想外に密集して存在している。

巣穴を見つけたら、やみくもに砂から幼虫を掘り出すのではなく、
強く息を吹きかけると、表面の砂が飛んで、
中の幼虫が、さりげなく出現する。

それが、この写真である。

 

 


クロコウスバカゲロウ幼虫(ウスバカゲロウ科)

2013年7月15日 七里長浜・青森

ちょっと分かりにくいが、でっぷりとした体に、
全く不釣合いな大あごが見事である。

地上を歩くアリなどの小動物に、砂を浴びせかけ、
すり鉢の中心部に、滑り落として捕獲する。

捕らえた獲物に、すぐさま消化液を注入して、
内部の体組織をドロドロにしてから、その液を吸い取ってしまうのだ。

 

 


クロコウスバカゲロウ繭(ウスバカゲロウ科)

2013年7月15日 ベンセ沼・青森

幼虫は、蛹になるとき、土中に丸い繭をつくる。

あまり知られていないが、ウスバカゲロウの仲間は、
卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態をする昆虫なのである。

また、アリジゴク(幼虫)は、肛門を閉ざして糞をせず、
蛹になるときも、糞をしないようだ。

 

 

 

今回は、上の写真の繭を家に持ち帰って、
実際に、どんな成虫が出てくるか、観察してみた。

 

 

 

クロコウスバカゲロウ成虫(ウスバカゲロウ科)

2013年7月24日 弘前市・青森

虫かごの中に砂をいれ、割りばしを立てて、
羽化したときに、翅を伸ばせるようにして、
それを、部屋の中のパソコンの横に置いた。

可能な限り観察を続けたが、残念ながら、
羽化する瞬間を見ることができなかった。

持ち帰って、9日目の朝見ると、成虫が羽化していた。

 

 


クロコウスバカゲロウ成虫(ウスバカゲロウ科)

2013年7月24日 弘前市・青森

成虫になるときに、幼虫時代に一度も排泄しなかった糞をする。

この宿便(!?)を探したが、どうしても見つからなかった。


写真を良く見ると、お腹の後ろが膨らんでいる。

もしかしたら、何らかのトラブルがあって、
羽化時に、排泄できなかったかもしれない。

この成虫は、そのためか、翌日の夕方には死んでしまった。

 

 便秘(?)で死ぬなんて、ちょっとかわいそう!!!    

 

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【2013/08/06 06:30 】 | 虫たちの親子 | 有り難いご意見(0)
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