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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

カノコガ交尾中

カノコガは、昼間、活動するヒトリガ科の蛾である。

例によって、だんぶり池でも普通に見つかる。

明るいときに飛びまわるので、
比較的目につきやすいのかもしれない。

 

2010年8月1日、午前6時頃(!!)のことである。

お腹が太くなったメスが葉の裏に止まっていたので、
しばらく見ていると、予想どおり、
どこからともなく、しかも、さりげなくオスがやってきた。

 


 

多分ほぼ一直線に、オスは飛来したと思う。

メスのそばに着地することなく、
すぐさま交尾しようとする。




 

夜間に、性フェロモンを利用して、交尾する蛾の場合、
誘引されてくるオスは、一旦メスの近くに着地することが多い。

カノコガの場合は、昼間交尾することもあり、
オスの触角の形状は、メスと見た目は変わらないので、
少なくともメスの放出する性フェロモンよりは、
視覚でメスを探してきたようであるが・・・・
 



 

メスの後方から、ホバリングしたオスは、
すぐに、そのまま腹を曲げて、交尾体制に入った。

 


 

この写真で、オスとメスのお腹の太さが、
2倍ほど違うのが分かる。

 


 

そして、どちらかというと、
あっという間に、交尾は成立した。
 


というわけで、ハチに擬態してるカノコガ君!!
大変、失礼いたしました。

 今度は、別のカテゴリーでも出演してください。
 

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