日本の池沼
日本には、○○湖という大きな水溜りの他に、
小さな△△沼や、××池という小さな水溜まりも、
地図に載っていないものも含めて、
数え切れないほど沢山ある(はずである)。
どちらかと言うと私は、特に最近は、
一目で全てが見渡せるような池沼の方が好きである。
現時点で、一押しの沼・・・・・
スイレン科のエゾヒツジグサが自生していることから睡蓮沼と言われている。
柵があって、中には入れないが、結構珍しいトンボも多い。
立て看板によると、八甲田連峰の高田大岳、小岳、八甲田大岳、
硫黄岳、石倉岳を眺めることができ、
場所を変えると、沼にそれぞれの姿が映るのを見ることが出来る。
この沼へは、1時間ほどで行くことが出来るので、
多分、年に数回はさりげなく訪れている。
しかも、四季を通じて、色々な顔を見せてくれるので、
これは、日を改めて「睡蓮沼の四季」として紹介したい。
綺麗な色の沼なのだが、成り立ちは火山の噴火口(?)の水溜りである。
周辺部の状況が、それに気付かせる迫力のカルデラ湖だ。
湖の水は強い酸性のため、生物は生息していないとされるし、
近くに植物もないし、トンボも産卵しないだろう。
その迫力に、初めて見たときは、足がすくむほどであった。
上の写真で見た蔵王のお釜と同じ雰囲気の池である。
駐車場から15分ほど歩いて見えた湯釜は、直径約300mの池で、
近くに植物がないためか、大自然の力強さを感じる。
しかし、わずか100mほど離れたところには、
お花畑や湿原などが広がり、チョウやハナアブが飛び回っている。
何故か、いつも霧の中に隠れている感じで、
4回訪れたが、一度だけしか見ていない。
この雰囲気が、なかなか良い・・・・
お釜が男性的な水溜りとすると、こちらは女性的というのだろうか?
ここは、駐車場から、ちょっと歩けばという場所ではなく、
人気の尾瀬には似合わない険しい道を、真面目に登らないと着かない。
しかし、この水の色と空の色は、忘れられない。
乗鞍高原国民休暇村近くにあるこの池は、簡単に行けるタイプである。
何度かこの場所を訪れたが、いつも森の中から、
色々な鳥のさえずりが聞こえてくる印象がある。
風がない日には、鏡のような水面に、周りの景色が逆さに映り込む。
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いかん! また逆さに貼ってしまった!!