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虫たちの親子⑥ モモスズメとフクラスズメ

完全変態をする虫たちは、成虫と幼虫で、
全く異なる姿かたちをしている。

極論すれば、それ以外にも、
生息場所、食べ物、移動手段などが違って、
通常の分類方法からすると、全くの別種である。

だから、野外で、それぞれを見つけたときには、
独自に名前を覚えておかないといけない。

覚えるべき種類が、2倍になるのである。


今回は、○○スズメという蛾の2組の親子である。

 

 

まず、モモスズメ幼虫から・・・・・

 

 

モモスズメ幼虫(スズメガ科)

2011年9月21日 だんぶり池・青森

これは、何時でも、何処でも、
よく見かける典型的なスズメガの幼虫だ。

しかも、このポーズでいてくれると、
前後左右どこから撮っても、絵(写真?)になる。

 

 

モモスズメという名前から、
この子の親は、ピンク色系の蛾を想像する。

 

しかし・・・・

 

モモスズメ成虫(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

予想が見事に外れて、普通の目立たないスズメガだった。

前回紹介したベニスズメのショッキングピンクとは、
おそらく正反対の位置にある「色使い」だと思う。

やっぱり、ベニ色とモモ色は、違うのか?

(⇒モモスズメのモモは、植物の桃から来てるようだ)

 

 

 

続いて、もう1種。

 

何故か、スズメガ科ではないのに、
フクラスズメというヤガ科の蛾がいる。


この親子も、ちょっとだけ不思議だ。

 

 

フクラスズメ幼虫(ヤガ科)

2010年8月23日 志賀坊森林公園・青森

道端にあるイラクサやカラムシなどの葉っぱで、
よく見かける典型的な黄色と黒の目立つ幼虫だ(注)

派手な色使いなのだが、毒針毛は持っていない。
だから、幼虫に触っても大丈夫だが、
食草のイラクサには、人は触らない方が良い。


写真を撮ろうとして、不意に近づくと、
体を反り返らせたり、頭部を左右に振ったりして威嚇する。

もっとしつこく、小枝などで軽く触ってみると、
口から大量の液を吐き戻すことがある。

 

 

では、この子の親は、どんな色なのだろうか?

 

 

フクラスズメ成虫(ヤガ科)

2011年9月29日 城ヶ倉大橋・青森

どこにでもいるような、目立たない蛾である。
もちろん、この姿かたちは、スズメガの仲間ではない。

実は、私には、上の写真だけでは、
この子を、フクラスズメと同定するできない。

同定できたのは、幸運にも、下の写真が撮れたからだ。

 

 


フクラスズメ成虫(ヤガ科)

2011年9月29日 城ヶ倉大橋・青森

逃げようとして、翅を開いた瞬間である。

後翅の表面は、何とも言えない青白い模様なのだ。

ヤガ科のあるグループには、普段は見えないが、
後翅表面に鮮やかな模様を持つものがいる。

これが突然見えたときは、ちょっとだけビックリする。


この模様の役割については、以下の過去記事にある。


 翅の下は何色? カトカラ
 ↓  ↓  ↓
 http://kamemusi.no-mania.com/Date/20121015/1/

 虫たちの防御戦略⑩ 目玉模様(大)
 ↓  ↓  ↓
 http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130223/1/


 

(注)もしかしたら、イラクサに含まれる有毒物質を、
   体内に持つために、鳥が食べないのかもしれない。

   このことに関する情報は、あまり見かけないが、
   同じ食草のアカタテハの幼虫も、よく目立つ姿かたちなので、
   詳細な観察や実験が必要だろう。


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【2013/06/07 14:29 】 | 虫たちの親子 | 有り難いご意見(0)
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