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  • 2017.06
虫たちの親子-40 ジュウジナガカメムシ


今回登場するカメムシも、
親子がほぼ同じ場所で見つかるので、
近縁種との識別は可能である。

ただ、この子の場合には、成虫になってからも、
生態写真だけでは、同定が難しい。


 ⇒もちろん、後述のように、
  腹部の裏側が写っていれば、同定可能である。

 

 


・・・という訳で、まずは幼虫から

 

 


ジュウジナガカメムシ幼虫(ナガカメムシ科)

2012年8月22日 十石峠・長野

赤と黒の典型的な警戒色パターンの幼虫である。

この仲間は、ガガイモ科の有毒植物から吸汁するので、
体液に不味成分を持ち、鳥などの捕食者が避ける。

写真の撮影場所は、私のお気に入りの林道で、
同定可能な(?)本種成虫をよく見かける。


 ⇒だから、この幼虫集団も、
  ジュウジナガカメムシとして、
  間違いないだろう。

 

 

 

 

 

ジュウジナガカメムシ幼虫(ナガカメムシ科)

2014年8月19日 木賊峠・山梨

本種は、極端な集合性を示すことが多く、
幼虫の放出する匂い成分により、分散・落下が見られる。

防御物質が、典型的な警報フェロモン効果を示す例である【注】


しかし、こんな幼虫集団は、可愛らしい方である。

状況によると、以下のブログで紹介したような、
葉っぱを枯らすほどの大集団になるのだ。


【恐るべし ジュウジナガカメムシ幼虫集団】
 ↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120902/1/


【カメムシの集団⑤ ジュウジナガカメムシ】
 ↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130426/1/

 

 

 

 

・・・そして、成虫は?

 

 


ジュウジナガカメムシ成虫(ナガカメムシ科)

2014年7月18日 笹子峠・山梨

和名の由来となった背中の赤い十字がはっきり見える。

近似種のヒメジュウジナガカメムシは、本種よりもやや小さく、
背中の黒い紋も小さいので、赤い十字には見えにくい。

ただ、十字の形状には、個体差もかなりあるなので、
正確に両種を識別するには、腹部下面の黒班を比較する。


 ⇒今回のジュウジナガカメムシでは、
  隣の株にいた個体(右上の写真)のように、
  腹部の黒斑が、ほぼ四角か円形になる。

  一方、ヒメジュウジナガカメムシの黒班は、
  左右がつながって、帯状に見える。
  

 

 

 

【注】カメムシの放出する臭気成分の役割として、
   以下の3種類の有効性が示されている。

   (1)アリに対する防御物質(接触毒)として有効に作用し、
   (2)捕獲行動を躊躇させる「ビックリ効果」を持ち、
   (3)近くにいる仲間に危険を知らせる警報フェロモンとして作用する


   【カメムシの匂いの不思議【05-05】 警報フェロモン効果】
    ↓   ↓   ↓
    http://kamemusi.no-mania.com/Date/20101111/1/

 

  

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