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  • 2017.07
擬態??①/④ 心霊写真


このブログで、何度か取り上げているように、
虫たちが創り出した様々な模様の中に、
我々人間が見ると、人や動物の顔が写し出されることがあり、
まるで、心霊写真のように見える。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110806/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20121119/1/

人や動物の顔?
 
左上: エゾシモフリスズメ 登別温泉・北海道(20110719)
右上: ヒメサザナミスズメ 酸ヶ湯温泉・青森(20100815)
左下: ヒメクチバスズメ  酸ヶ湯温泉・青森(20120608)
右下: スジモンヒトリ   遠軽・北海道(20110716)


上の写真は、全て蛾の体の一部に、
鱗粉で創り出された人や動物の顔である。

もちろん、この模様は、見る側が勝手にイメージしたもので、
個体ごとに完成度(?)は、微妙に異なる。





さらに、・・・


ほとんどの人がイメージできるほど完成度が高く、
比較的有名なのは、名前の一部にもなっているこの子だ。
 
 
  クロメンガタスズメ(スズメガ科)
 
2011年10月1日 酸ヶ湯温泉・青森

背中の模様が、誰が見ても、人の顔のように見える。

ただし、これは、樹皮の模様や天井の汚れなんかにも、
我々が「何か」を見出してしまうのと同じであり、
おそらく虫たちにとっても、何の意味もないだろう。

 

もっと、言えば・・・


以前紹介した昆虫アルファベットも、同じジャンルになると思う。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110213/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110217/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110220/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110224/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110227/1/



昆虫アルファベット
 
(詳細な種名は、上記ページでご確認ください)

こんなイメージの模様も、我々人間が勝手に創り出したもので、
上の心霊写真と同じように、虫にとって、特に適応的な意味はない。


まあ、虫マニアの遊びのようなものである。

 

 

しかし、外敵に対する防御効果に関して、
もう少し完成度の高い模様もある。


もしかしたら、適応的意味があるかもしれない例だと思う。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130824/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140915/1/

立体的な蛇の模様?
 
左: ウスベニアヤトガリバ 城ヶ倉・青森(20130727)
右: アヤトガリバ     木賊峠・山梨(20140819)

 
一体どうやったら、こんな模様が出来上がるのだろうか?
もちろん、これは、何らかの淘汰圧が働いた結果だと思う【注1】


最初は、体の一部の模様が、最初に示したような、
心霊写真のイメージだったはずだが、
その完成度には、格段の差がある。

明らかに、蛇の模様は、立体的に縁どられた枠の中にあり、
見る角度によって、立体が微妙に変化するのだ。

このようなヘビの模様(絵)が、何かのキッカケ(?)で、
その模様を有する個体の方が、ちょっとだけでも、
生存に有利な状況が、有ったのかもしれないのだ【注2】

 

という訳で、今回紹介した模様は、現時点では、
実際の防御効果に関して「????」だろう。


しかし、次回【②/④】紹介する例は、
体全体のイメージであり、多少とも、
外敵に対する防御効果がありそうだ。

 

 

【注1】このヘビは、鱗粉の微妙な色合いと、濃淡によって、
    前翅に描かれた模様なのである。

    ムラサキシャチホコの枯れ葉の模様と同じ手法(?)である。

    良く見ると、中に見えるヘビは、
    下の方が、蛾の胴体とピッタリ繋がっているので、
    描かれた絵の完成度は、かなり高い!!!

 


【注2】このような模様が、心霊写真的なものではなく、
    より鮮明に見えるようになった背景は、
    一般的には、捕食者との関係から考えるのが普通だ。

    もしかして、・・・・いや間違いなく、
    このようなヘビに見える模様を、
    本能的に嫌う外敵がいるはずなのだ。

    ただ、捕食者の方も、じっくり見れば、
    偽物だとすぐに分かるはずなので、
    その防御効果は、ほんの一瞬であると思う。

    捕食者の攻撃を、ちょっと躊躇させるだけで、
    逃げ延びることが出来る状況は、結構あるだろう。


    もちろん、実際の外敵に対する防御効果については、
    慎重に考察すべきである。

    最大の問題点は、実際の外敵とのサイズの違いだ。
    虫のような小さな獲物(?)が、捕食者の実際の天敵とは、
    サイズの違いがありすぎるからだ。

    この点については、④/④で考えてみたい。

 

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【2014/12/01 06:15 】 | 防御行動 | 有り難いご意見(0)
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