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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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今日は、気分転換に、昆虫クイズでもどうですか?
当然のことですが、正解が分からない人も、
何も悩む必要はありません。
こんなの正解がすぐ分かる人が、かなり異常です。
でも、ちょっとだけ「不思議な昆虫」にお付き合いください。
【問題】 下の4枚の写真の中に、一匹だけ「仲間はずれ」がいます。
さて、どの子でしょうか?
①2010年8月29日だんぶり池で撮影:
個人的には、この子は、蝶でも蛾でも、
どっちでも良いと思ってます。
②2010年9月8日白岩森林公園で撮影:
最初からここを見てくれている人は、
絶対にわかります。
③2010年7月5日北海道室蘭高原で撮影:
この子も、不思議な感じでした。触角が・・・・
④2010年5月30日 白神山地で撮影:
ちょっと薄暗いブナ林の中でしたが、
目の前を飛んできて、下草に止まりました。
正解は、次回更新時に・・・・
でも、これから1週間ほど旅行に出ますので、
ブログ更新はしばらくできません。
良い写真が撮れたら、また紹介します。
これから紹介するホソオビヒゲナガという蛾は、
その名のとおり、触角が半端でなく長い!!
何故そんなに長くなったのかは後で考えてみるとして、
今日は、いろんな部分が異常に長い昆虫の写真を見てみよう。
まず、カゲロウの仲間の尻尾の長さは有名である。
写真のフタスジモンカゲロウの場合は、
体の2倍弱の長さの3本の尾毛を持っている。
【フタスジモンカゲロウ】2010年7月8日青森・だんぶり池
ゆらゆら飛ぶときに、微妙なバランスをとっているように見える。
カゲロウの仲間の尾毛は、3本と2本の種がいるが、
そんなことより、どうして、羽化後1日で死んでしまうのだろうか?
ガガンボの仲間の足もかなり長い。
写真のガガンボの一種(写真では同定できなかった)は、
体長の2倍ほどの細い足を持っている。
【ガガンボの一種】2010年8月21日青森・だんぶり池
バランスのとりにくい葉っぱの上などに静止するとき、
その長い足を巧みに使って、体を支えている。
この写真では、見事に、上の葉と下の葉の中間で静止しているのがわかる。
前足1本で、ぶらさがっているような個体も、よく見かける。
そして、本題のホソオビヒゲナガの長~~~い触角である。
写真で見ると、体長の2倍以上は十分にある。
【ホソオビヒゲナガ】2010年7月5日北海道・室蘭市
この写真を撮ったとき、フワフワと糸くずのように飛んできて、
目の前の葉っぱの上にさりげなく止まった。
あわてて、シャッターを半押しして、触角をすべて写しこんだ。
葉に止まってからも、触角は空中にゆらゆらしていた。
おそらく、風の強い日は飛ばない(飛べない)のかもしれない。
それにしても、何でこんなに長い触角が必要なんだろうか?
長所と欠点がいろいろありそうである。
本日のおまけで紹介するのが、足の異常に長いクモ・・・・
ザトウグモの一種である。昔は、メクラグモと呼んでいたが。
【ザトウグモの一種】2010年9月10日青森・白岩森林公園
見ての通り、8本の長い脚は、体長の10倍以上ありそうである。
おそらく、断トツの倍率1位だろう。
ただ、この倍率は、ちょっと反則で、この仲間は腹が極端に短い・・・・
写真をよく見ると、驚くべきことに、
この子は、上側、右側、下側の葉っぱに、
別々に足を掛けて、巧みに体を支えているではないか。
・・・・(是非、写真をクリックして、別枠で見てください。)
いや、もしかしたら、巧みに体を支えているのではなく、
足が長すぎて、ただ単に、一枚の葉っぱに乗り切れないので、
上下左右の葉に足を置いているだけなのかもしれない???
何だかなあ~
蛾だって、やるときはやる!
っていう感じの蛾がいる。
ツマキシャチホコ(シャチホコガ科)
【ツマキシャチホコ】2006年8月14日千葉・印西市
ちょっと見たところは、葉の上に枯れ枝が乗っていると思った。
もっとよく見ても、(写真では分かりにくいが)、
頭の部分が見事に茶色に変色し、翅の模様が白っぽい樹皮のようで、
まるで桜の折れた小枝そっくりである。
地面にいたら絶対に見つけられなかっただろう。
これはまいった!
アカエグリバ(ヤガ科)
【アカエグリバ】2007年10月5日徳島・徳島市
ちょっと見たところは、床の上に枯れ葉が乗っていると思った。
もっとよく見ても、(写真でもよく分かるが)、
お尻の部分が見事に葉柄のように突出し、翅の模様が葉脈のようであり、
まるで枯れ葉そっくりである。
地面にいたら絶対に見つけられなかっただろう。
これはまいった!
オオキンウワバ(ヤガ科)
【オオキンウワバ】2010年8月14日青森・弘前市
ちょっと見たところは、葉の上に枯れ葉が乗っていると思った。
もっとよく見ると、(写真でも分かる)、
翅の模様が不完全な葉脈のように見えないこともないが、
これは明らかに蛾である。
オオキンウワバ もうちょっとがんばれ!!!
熱帯アジアのコノハムシなんかは、虫食いの跡まで造ってるぞ!!
でも、これこそが、生物の進化なんだろうか?
1970年代、学生運動とあからさまに連動(?)して、
革命的昆虫採集者同盟【略称:革昆同】という組織があった。
自然保護などという訳のわからない語が反乱していた中で、
国立公園等で昆虫採集を禁止する地域が増えてきたが、
希少昆虫の絶滅が、昆虫マニアの乱獲によるものではないと主張していた。
1980年5月3日 徳島
そして、学生運動が一段落(?)した1980年代に、ほぼ自然消滅した(と思う)。
1984年4月4日 徳島
それから30数年たったある日、
突然、四国徳島県に、
運命的昆虫撮影者同盟【略称:運昆同】という組織が誕生した。
さまざまな採集方法で捕獲した昆虫を、
一頭ずつ地道に標本にするという作業が、
今後の維持管理の問題も含めて、しばしば苦痛に感じる年齢になり、
さらに、高性能の一眼レフのデジタルカメラが、
比較的容易に入手できるようになったこともあって、
「採る」よりも「撮る」ほうが、数十倍楽になったからである。
2009年6月17日 秋田
現在、当組織の総裁は空席であり、
北海道(札幌)、東北(弘前)、北関東(東海村)、関東【東京)に、
各支部長がいる。
2000年4月1日 西伊豆
尚、当組織の略称は「ウンコンドウ」であり、
間違っても「うんこ、どお?」と発音しないでください。
また、総裁選とか代表選とかはありません。
もちろん派閥もありません。