だんぶり池で見かけた虫たち その他のチョウ
今回は、その他のチョウの仲間である。
だんぶり池のチョウは、ここで一区切り・・・
今回までで、31種のチョウの写真が撮れたことになる。
ちなみに、カメムシ類は、これまでに33種の写真が撮れている。
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120322/1/
028ヒメジャノメ(ジャノメチョウ科)
2010年8月14日 だんぶり池・青森
日本全国で、普通に見られるジャノメチョウである。
コジャノメなど、良く似たチョウがいるが、
写真のように翅の裏面の白い直線が決め手となる。
花を訪れることははとんどなく、
樹液や、腐った果実を好むようだ。
029クロヒカゲ(ジャノメチョウ科)
2010年9月12日 だんぶり池・青森
多分東北で見かけるクロヒカゲは、
ヒカゲチョウと間違えるくらい黒っぽくない。
十数枚の写真を見直したら、全てクロヒカゲであった。
軽くネットで調べてみると、青森県には、
ヒカゲチョウは、ほとんど分布していないようだ。
030モンシロチョウ(シロチョウ科)
2010年9月9日 だんぶり池・青森
キャベツの大害虫だった(?)モンシロチョウ。
最近、あまり見かけなくなった気がする。
高校の生物部の研究テーマで、
モンシロチョウ幼虫の歩くための筋肉から、
成虫になって飛ぶための筋肉に変わる時期を、
蛹化後の一定時間ごとに、パラフィン包埋切片を作って調べた。
結果的にその研究は、読売科学賞を受賞したのだが、
蛹になってから、24~36時間の間に、
一度全ての歩く筋肉が溶けてしまうことを証明したのである。
また、学生時代には、日高先生の生物学の講義の時間に、
モンシロチョウの雌が、お尻を上げて止まるのが、
交尾拒否姿勢(MRP)というのを知った。
また、雌の翅は、紫外線を反射するので、
雄はそれをたよりに雌を探すということも知った。
さらに、幼虫に寄生するアオムシコマユバチの奇妙な生態や、
脱皮と変態に、脱皮ホルモンと幼若ホルモンのバランスが、
重要であることも知った。
そんな思い出深いモンシロチョウが、減ってきている・・・
031スジグロシロチョウ(シロチョウ科)
2010年6月10日 だんぶり池・青森
ネット情報では、スジグロシロチョウは、関東周辺で、
モンシロチョウと入れ替わるように増えていると言われている。
だが、だんぶり池周辺では、白いチョウそのものを、
あまり見かることはない。
幼虫の食べ物のアブラナ科植物が少ないためだろうか?