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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

キアシドクガ乱舞

個人的に大好きな樹木であるブナ。

北海道のブナ自生の北限地帯に、
さりげなく立ち寄ってみた。

 


北限のブナ

2014年7月7日 黒松内・北海道

この林が最北限かどうかは不明だが、
間違いなく北海道のブナである。


ちょっと感動・・・・

 


しかし、その後、もっと感動したことが!!

 

すぐ近くで、見たこともない光景が・・・・

 

 


キアシドクガ(ドクガ科)

2014年7月7日 黒松内・北海道

多数の白い蛾が飛翔・乱舞していた。

早速、何回かシャッターを切ったが、
カメラのモニター画面で確認しても、
なかなか、その迫力が伝わらない。

 

 


キアシドクガ(ドクガ科)

2014年7月7日 黒松内・北海道

キャベツ畑の上を飛び回るモンシロチョウのようだが、
その数と迫力は、問題にならない。

⇒写真をクリックして、拡大していただくと、
 白い点々のように見えるのが、全て白い蛾である。

 

 

 

キアシドクガ(ドクガ科)

2014年7月7日 黒松内・北海道

思い切って最大ズームで撮ると、
飛行中の3匹と、葉っぱに静止する5匹が、
うまい具合に写っていた。

 

 


キアシドクガ(ドクガ科)

2014年7月7日 黒松内・北海道

この写真だけでの同定だが、
白い蛾は、多分キアシドクガだろう。

隣に写っている正体不明の飛んでる虫が、
多少のご愛嬌である。

 

 


キアシドクガ(ドクガ科)

2014年7月7日 黒松内・北海道

動画でも撮影したが、動きがあるので、
よりハッキリ、かなりの迫力で記録できたと思う。

ただ、容量の関係か、このブログには、アップできなかった。


このように乱舞する理由は、良く分かっていないようで、
雌の放出する性フェロモンに反応した、雄だけの飛行ではなさそうだ。


ネット情報では、キアシドクガ幼虫は、
日本各地で、(局所的に)大発生しているらしい。

そのときには、幼虫の餌植物であるミズキの葉を、
集団で食べつくしてしまうほどのようだ。

 

でも、北限のブナのおかげで、
めったに見られないものを見せてもらった??

     

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