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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

不思議なツーショット

さりげなく林道を、虫を見ながら歩いていると、
ちょっと不思議なツーショットが撮れることがある。

一回シャッターを押すと、2種類の昆虫の写真が撮れるので、
ちょっと得した気分になる(??)



【バッタとナナフシ(いずれも種名不詳の幼虫)】

2003年4月5日 沖縄・与那国島

実は、この下手糞な写真は、
センター下にいるバッタ幼虫を狙ったものである。

後で確認したときに、すぐ上に、
ナナフシの幼虫が、さりげなく写っていたという訳である。

それにしても、このナナフシの幼虫は、さすがである。
隠蔽的擬態の代表であるナナフシの真骨頂である。

撮影者(私)が、見つけられなかったことに、
ちょっとだけ、不思議な驚きを感じる。



【クマゼミとアブラゼミ】
 
2006年8月6日 徳島・板野郡

昔、住んでいた徳島の家の近くの公園に、毎年、
本番近くなった「阿波踊り」の最終練習をしている集団がいる。

その公園は、聞きなれた「太鼓や笛」の音にも負けじと、
この時期、多分数10匹のクマゼミが、
ものすごい音量で、シュワシュワシュワ!!!と鳴いている。

木陰のベンチのすぐそばの木に、
まるで、両方とも聞こえないかのように、
メス2匹(多分?)が、全てを超越したかのように、
平然と、並んで止まっていた。



【シデムシとケムシ(ドクガ類の幼虫)】
 
2010年7月4日 北海道・厚間林道

このシーンは、多少の衝撃があった。
シデムシは、死体しか食べないはずだが・・・・

お互いに、引くに引かれぬという感じで、
にらみ合っているように見えた。

カメラを構えていても、
2匹の張りつめたような雰囲気が伝わってきて、
風の音も、川の流れる音も聞こえなくなるような、
そんな緊張感が漂っていた(ホントか?)。

多分、数分間は、このまま静止していたと思う。

結果は、・・・・・・・・



【ザトウムシの一種(オスとメス?)】
 
2010年10月12日 青森・白岩森林公園

別種のツーショットでない可能性もあるが・・・・

仮に、オスとメスだったとしても、
この後どうやって、長い足がお互いに、
こんがらないように交尾するのか、非常に、興味深い。

いろいろと、想像すると、比較的楽しい(?)




⇒ 番外編!!

【ミズヒキとキンミズヒキ】

2010年9月2日 青森・だんぶり池

色の違うだけのような2種類の花が、
名前も似ているのに、実は全くの別種である。
しかも、科が違う!

ミズヒキ: タデ科、ミズヒキ属

キンミズヒキ: バラ科、キンミズヒキ属

だんぶり池で、混生している場所を発見し、
これは珍しいとしゃしんを撮りまくったが、
残念ながら、あまり珍しい現象ではなさそうである。

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