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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

虫にも病気が!!!!

だんぶり池の林道で、ちょっとだけ異常な気配の蛾に出会った。

いや、最初は、新種の蛾だと思ったほど、奇妙な格好であった。

 

 
2010年7月30日 だんぶり池・青森

近づいても、全く逃げる気配がない。

とりあえず、触角がおかしい!!

 


 

 
2010年7月30日 だんぶり池・青森

3本見える触角のような角は、一体何だ!!

どう見ても、蛾の触角ではない!!

 

 


白きょう病に犯されたハマキ
 
2010年7月30日 だんぶり池・青森

真横から撮ると、足も見えないし、
体が、白いセメントで固定されているような感じだ。

 


どうやら、この奇妙な蛾の正体は、
白きょう病に犯されたハマキガのようである。

カビの胞子が昆虫の皮膚に付着すると、
ある条件が整った場合(おそらく体力の衰えた蛾?)に、
胞子は発芽して、菌糸が蛾の体内に侵入していく。

菌糸が体内で増殖すると、蛾はそのままの状態で死亡してしまう。

その後も菌糸は増え続け、体内の水分を奪うので、
蛾はミイラ化し、菌糸がこのように表面に出てくるのだ。

 

 

 

そして、もう一枚の写真!!!

 

多分アトジロサビカミキリ(カミキリムシ科)
 
2012年4月15日 長者原SA・宮城

通れば必ず良く立ち寄る高速道路のサービスエリアで、
季節外れのカミキリを見つけた。

何で今の時期に?


しかし、どうも様子がおかしい。

体の隙間に、白いものが見える!!!


これは、上のハマキガと同じように、
白きょう菌に犯されたようだある。


この写真も、ちょっとだけ不気味だ。

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