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ダムサイト① 今年はクサギカメムシが目立つ

カメムシ類の多くは、成虫で越冬する。

晩秋になると、好適な越冬場所を求めて飛行するが、
その途中で、太陽の熱で暖められたダムサイトで、
一休み(?)する習性があるようだ。

実は、この習性を利用すると、晩秋と春先の晴れた日には、
かなり珍しい種類のツノカメムシを、簡単に見つけることができる。

 

家から30分ほどのところにある浅瀬石ダム。
付近は広葉樹が多いし、ダムの上を普通に歩くことができる。

 

行ってみると・・・・何と!!!!!!

 

クサギカメムシ(カメムシ科)

2012年10月22日 浅瀬石ダム・青森

どこから来るんだろうと思うほどのクサギカメムシを発見。

ダムの駐車場の桜の木にも、いる

 

 

クサギカメムシ(カメムシ科)

2012年10月22日 浅瀬石ダム・青森

今の時期は、お腹が赤いのか?

落ち葉の中に隠れていると、保護色?

 

 

クサギカメムシ(カメムシ科)

2012年10月20日 浅瀬石ダム・青森

そして、階段の手すり部分にも、いる・・いる

 

 


クサギカメムシ(カメムシ科)

2012年10月14日 浅瀬石ダム・青森

トイレの壁にも、いる・・いる・・いる

 

 


クサギカメムシ(カメムシ科)

2012年10月20日 浅瀬石ダム・青森

トイレの通風孔にも、いる・・いる・・いる・・いる

 


しかし、今年のクサギカメムシは、
これでは終わらない!!・・・・次回!!

 


ちょっとだけ不思議なクサギカメムシの寄主植物について・・・


カメムシマニアにとっても、宿命の悪役クサギカメムシは、
日本全土に分布し、リンゴやナシ、ミカンなどの果樹害虫として有名である。

そのためか、広食性カメムシの代表のように紹介されることが多く、
事実、50種類以上の植物から、成虫と幼虫が見いだされている。

しかし、不思議なことに、見つかったその植物だけを餌として飼育しても、
孵化幼虫から新成虫にまで発育し、交尾・産卵するとは限らないのだ。

私も学生時代、大学構内のサクラの果実から、沢山の成虫を捕まえて、
実験室で産卵させて、累代飼育を試みたが、見事に失敗した記憶がある。

冷蔵保存したサクランボで、簡単に飼育できると思っていたのだが、
成虫になる前に、結局すべて死んでしまったのである。


果樹害虫とされる多くのカメムシは、その時点での最適な餌を選んで、
次々に寄主植物を変えていく習性をもっている。

だから、クサギカメムシの成虫と幼虫がサクランボにいたからと言って、
それが本来の意味の「寄主植物」ではないのである。


それでは、クサギカメムシの本来の寄主植物は何だろうか?

名前からして、植物のクサギのような気がしないでもないが、
実は、クサギカメムシのもともとの寄主植物として知られていたのは、
雑木林の中にあるキリだけであった。

最近、秋田果樹試験場の舟山氏によって、キリの分布密度が低い秋田県内では、
ウワミズザクラが寄主植物であることが確認された。

秋田県では、ウワミズザクラは5月上旬開花し、成熟果実は9月中旬まで見られる。
だから、クサギカメムシは、自然状態で、単一の餌植物を餌として、
十分に孵化幼虫から成虫まで育つことができるのだ。

 

 

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【2012/11/03 07:21 】 | カメムシの種類 | 有り難いご意見(0)
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