春の珍事?! ⑧ エサキモンキツノカメムシ
エサキモンキツノカメムシは、以前、
背中に、大きな黄色のハートがあるツノカメとして紹介した。
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20131109/1/
背中の黄色の紋がハート型になっていない、
ただのモンキツノカメムシという種類もいるが、
こちらは、珍品のようで、私も写真を撮ったことがない。
そんな珍品が、だんぶり池にいた????
モンキ? エサキモンキ??
2014年5月11日 だんぶり池・弘前
これは!!
背中の紋が、確かにハート型ではないぞ!
モンキ? エサキモンキ??
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2014年5月11日 だんぶり池・弘前
ついに、モンキツノカメが撮れたのか!?
しかし、・・・・
エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2014年5月11日 だんぶり池・弘前
残念ながら(!?)、これが噂の・・・
マル紋型のエサキモンキツノカメのようだ。
実は、黄色の紋が「ハート紋」か「まる紋」かだけでは、
厳密に両種を識別することはできないのだ。
マル紋なのに、エサキモンキツノカメの場合があるのだ。
(多分逆のパターンはない)
エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2014年5月11日 だんぶり池・弘前
基本的には、前胸背側角(ツノ)の形状で見分けるようで、
モンキツノの方が、エサキモンキより長く張り出している。
逆に、先端部の形状は、エサキモンキの方が尖っており、
長く突出するモンキの方が、丸みを帯びている。
私にはは、前胸背の色が褐色か緑色かで区別しやすい。
エサキモンキが褐色で、モンキツノが緑色なので、話は簡単だ。
ただし、これは、どうも正式な同定法ではないらしい。
さらにマニアックな同定法がある。
触角第1節と2節の長さが等しいか、
わずかに1節の方が長いのが、エサキモンキツノカメムシで、
第2節の方が明らかに長いのが、モンキツノカメムシである。
エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2013年9月17日 ひたちなか市・茨城
こちらが、別の場所で撮った、
通常のハート型のエサキモンキツノカメ。
確かに、紋の形状以外の違いは見当たらない。
・・・・一応、春の珍事?!