早春の美しい虫たち⑦/⑧
私だってタマ: シロオビナカボソタマムシ
タマムシというと、多くの人が、
キンキラキンのヤマトタマムシを思い浮かべ、
さらに、法隆寺にある「玉虫の厨子」を連想すると思う。
ところが、日本のタマムシは、ほとんどの種類が、
本日紹介するシロオビナカポソ夕マムシのように、
約1cm足らずの小さな虫である。
シロオビナカボソタマムシ(タマムシ科)
2011年5月31日 だんぶり池・青森
だんぶり池の林道で、キイチゴの葉の上に、
何だか・何だか、虫が集まっているのが目にとまった。
シロオビナカボソタマムシ(タマムシ科)
2011年5月31日 だんぶり池・青森
交尾中のカップルに、別の(多分雄?)が近寄っているようだ。
昆虫の世界では、まぁ、よくあることであるが・・・
シロオビナカボソタマムシ(タマムシ科)
2011年5月31日 だんぶり池・青森
本種は、タマムシの中では、最も普通に見られる種類である。
だんぶり池で、キイチゴの葉っぱを探すと、たまに見かける。
個体数が多いとはいえ、腐ってもタマムシである。
イタドリハムシの発見個体数を100とすると、
この子は、0.1位である。
シロオビナカボソタマムシ(タマムシ科)
2011年5月31日 だんぶり池・青森
サイズ的にも、こんな感じに見える。
シロオビナカボソタマムシ(タマムシ科)
2011年5月31日 だんぶり池・青森
最初は、目立たない地味な色のイメージがあったが、
よく見ると微妙な金属光沢があり、なかなか美しい。
さすが、タマムシである。