さいはての馬たち
虫の話が続いたので、たまには、動物の写真でも・・・
今回のテーマは、「さいはての馬たち」である。
もう10年も前の写真であるが、
日本最西端の離島、与那国島には、
こんなやや小さめの馬がいる。
アダンやソテツなどの背景にある植物が、
さりげなく南国の雰囲気を出してる。
この写真は、ズーム最大で撮ったものである。
人が少し近づくと、少し離れる。
おそらく、ある距離を保っているな、と感じた。
臆病というか、用心深いというか、
そんなイメージの馬である。
現在では、農耕馬としては利用されておらず、
我々のような観光客向けに飼育されているようである。
与那国島で、虫を採って(撮って)いると、
観光客が、馬に乗って散歩しているのに、
何度か出会ったことがある。
続いて、今度は、北の馬たち・・・・
本州の北の端、下北半島尻屋崎には、
寒立馬という立派な体格の馬がいる。
この足の太さはどうだ!! という感じである。
お腹の中には、子供がいるようだ。
こんな重要な時期なのに、人を全く恐れることはなく、
平気で車のそばを歩いて行く。
南の与那国馬とは、明らかに違う。
こちらは、生まれて間もない子供と一緒だ。
それにしても、この立派な体格は見事だし、
人がいるすぐ近くで、授乳しているのも素晴らしい。
さらに北、北海道にも、有名な馬がいる。
人が近づくと、遊歩道にも、平気で出てくる。
この場所は、牧場のようだが、柵はない。
雰囲気は、何となく寒立馬に似ている。
そして、北海道の馬と言えば・・・・
牧場のサラブレッド(ウマ科)
2009年8月28日 日高・北海道
どうですか?
今までの馬たちとは、全く違う雰囲気がある。
明らかに、走るために特化した、競走馬の体格だ。
牧場のサラブレッド(ウマ科)
2009年8月28日 日高・北海道
実は、この後、もの凄い勢いで、
遠くへ走り去ってしまったのだが、
その動きは、まるでジェット機のようであった。