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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

虫を食べる野鳥類④ モズ


野鳥類が、どんな虫たちを食べているかは、
解剖しなくても推定できる場合がある。

百舌鳥の早贄(モズのハヤニエ)になっている虫の種類を、
片っ端から調べてみれば良い。

 


・・・今回は結論が先emoji

 

沢山の人が調べているようだが、手持ちの文献データはこれだけ?!

ただ、細かい種類を記載しているデータは、見たことがない。
これでは、虫たちの防御効果の有無を、推定することはできないが・・・

昆虫(バッタ、イナゴ、カマキリ、ケラ、コオロギ、トンボなど)
クモ類(ジョロウグモ、ジグモ、クサグモなど)
甲殻類(アメリカザリガニ、ザリガニ、スジエビなど)
爬虫類(カエル・カナヘビ、トカゲ、ヤモリ、ヤマカガシ、シマヘビなど)
環形動物(ミミズ、ヒルなど)
魚類(ドジョウ、タナゴ、フナ、ハヤ、ハゼ、メダカ、キンギョなど)

もちろん、モズはハヤニエの場所を記憶することはなく、
「冬の間に干からびた獲物を、食べることはない」
というのが、現在の定説である。


ただし、かなり不思議な行動である「モズのハヤニエ」には、
この他にも、ちょっとした秘密があるようだ【】。

 

 

 


モズ(モズ科)

2013年3月26日 東海村・茨城

そろそろ桜の花が咲きはじめる頃ではあるが、
まだまだ樹上には虫たちは少ない。

こんなイメージの見通しの良い枝に、
黄色丸の中に、モズが止まっている。

おそらく、地上にいる「動く獲物」を探しているのだろう。

 

 


モズ(モズ科)

2013年3月26日 東海村・茨城

モズは、こんな感じで高いところから獲物を探し、
地上の餌を捕獲することが多い。

ただ、地面でそのまま食べることは少なく、
再び樹上に戻ってから、捕えた獲物を食べるようだ。

 

 

多分、あまり知られてないことだと思うが、
子供のころから知っていた童謡・・・

 

・・・emojiemojiモズが枯れ木で鳴いているemojiemoji・・・

 

ずいぶん昔、1960年代の後半(学生時代)に、
フォークの神様「岡林信康氏」が歌っているのを聴いた。

そして、この歌が、反戦歌だと初めて認識した。

それにしても、モズの鳴き声は、
連続的に甲高い声で、激しく鳴いているにも関わらず、
何となく、もの悲しく聞こえるのは、私だけだろうか?

 

 

】モズのハヤニエと、実際の食べ物の関係で、
   非常に興味深い事実があることを、ネット情報で知った。

   飼育実験などで確かめたモズの基本食(好きな食べ物?)は、
   地上徘徊性のゴミムシ、マグソコガネ、ケラ、クモなどで、
   それらは、モズのハヤニエになることはないそうだ。

   逆に、あまり好まれないバッタ、コオロギ、蛾の幼虫、カエルなどが、
   最初に例示したように、ハヤニエになることが多いとされていた。 

   ここから推察すると、とりあえず捕獲した獲物を、
   その場で食べるか、「ハヤニエ」にするかは、
   単に、好き嫌いの結果であるのかもしれないのだ。

   全くの個人的な感想なのであるが、、
   ゴミムシやマグソコガネよりも、
   バッタやカエルの方が、うまそうであるが・・・

  

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