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  • 2017.06
これは不自然淘汰?? モンクロギンシャチホコ幼虫


シャチホコガ類の幼虫には、特異な姿かたちの種類がおり、
このブログでも何種か紹介したことがある。


今回の幼虫も、かなり不思議な形状だ。


まず、以下の2枚の写真をご覧ください。

同一個体の頭部と尾部を、トリミングしたものだ。

 

 

幼虫頭部

2015年8月12日 十石峠・長野

やや肥大した頭部で、縦縞のスイカのよう?  

それに続く胸部は、鮮やかな黄緑色に、
背の部分は濃褐色の線がある。

 

 

 


幼虫尾部

2015年8月12日 十石峠・長野

こんな雰囲気の絵は、どこかで見たことがある。

まるで、南米の土産物のような模様か? (行ったことないが・・・)


 ⇒この2枚の写真が、同一個体とは思えない!!

 

 

 


・・・ようやく、イモムシの全体像!!!

 

 

モンクロギンシャチホコ幼虫(シャチホコガ科)

2015年8月12日 十石峠・長野

実は、頭部と尾部だけでなく、
背中全体もかなり複雑な模様なのだ。

まるで、デザイナーが描いた抽象画のようなイメージだ。


 ⇒これは、保護色なのか、警戒色なのか?

 

 

 


横から見ると!!!

 

 

モンクロギンシャチホコ幼虫(シャチホコガ科)

2015年8月12日 十石峠・長野

まあ、普通のイモムシだ。

ただ、前半部が半透明な黄緑色の身体で、
後半部は典型的なイモムシ状なので、
背中から見た場合と、全く雰囲気が異なる。

胸部の歩脚は微妙に長く、イモムシの脚には見えないが、
中央に見える疣(イボ)足は、一般的なイモムシの形状だ。

ただ、その後ろ側が、尻尾のように異常に長い!!!


 ⇒このアンバランスな雰囲気が、かなり不思議だ。

 

 

 


モンクロギンシャチホコ幼虫(シャチホコガ科)

2015年8月12日 十石峠・長野

実は、これが最初に見つけた時の写真。

確か、食草はサクラの葉っぱだったはずだが、
今回は、何故かススキの葉にいた。


食草にいるわけではないので、やや微妙だが、
この状況では、枯れ葉に擬態しているように見える。

背中の模様が見えないと、保護色的な色彩なのだろう。

 


ただ、ふたつ上の写真のように、
真上から見たときの複雑な抽象画のような模様は、
どこにいても、かなり目立つはずだ。

特に防御手段を持たない虫たちが、
よく目立つ体色である場合も少なくない。

  ⇒これは、もしかしたら「不自然淘汰」?!

 

 

おそらく「ODDTY」の可能性もあるので、
興味ある方は、以下の記事も、是非ご覧ください。

【変わり者の特権 これも自然淘汰なの?】
 ↓   ↓   ↓
 http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150222/1/


鳥類のような視覚的に獲物を探す捕食者の多くは、
獲物に対して、サーチングイメージができるので、
直前に食べた虫たちを狙う習性がある。

だから、過去に出会ったことがないような、
奇妙な格好をしている虫たちを見つけても、
一瞬、攻撃を躊躇する可能性がある。


このように、普段ありえないような姿かたちの虫たちが、
自然淘汰で進化する可能性も十分あるのだ。

     

 

 

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【2015/08/26 07:02 】 | 擬態 | 有り難いご意見(0)
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