今年のナイター(灯火採集)
今年も、発電機を使用した灯火採集を、
学生時代の友人たちと、4名で実施した。
灯火採集と言っても、いつごろからか、
集まった虫たちを、採ることはなく、
撮るだけになったのだが・・・
今回の場所は、群馬県の上州武尊山の山麓。
これは、22時30分頃の、白布に止まった虫たち。
大体、何時もこんな雰囲気である。
昔は、カメムシや甲虫しか、採らなかったのだが、
最近はみんな、色々な虫の写真を撮っている。
そして、今年の目玉商品(?)は???
オニクワガタ(クワガタムシ科)
2015年8月6日 上州武尊・群馬
主にブナ林に棲息する小型のクワガタで、
何故か、名前がオニクワガタ!!
四国では、見たことがなかった。
⇒何処が「オニ」なのだろうか?
いや、これでクワガタ??
ムラサキシャチホコ(シャチホコガ科)
2015年8月6日 上州武尊・群馬
いつ見ても、何度見ても、本当に不思議な蛾だ。
このカールした枯れ葉の模様が、
前翅に、鱗粉の濃淡で描かれたものとは!!!
まさに、ミラクル擬態!!
⇒是非、以下のページをご覧ください。
【葉っぱの上で良く目立つ ムラサキシャチホコ】
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130821/1/
エゾシロシタバ交尾中(ヤガ科)
2015年8月6日 上州武尊・群馬
雌と雄が、別々に灯火に誘引されてきたのだろうか?
この場所で、偶然(?)出会って、
さりげなく交尾が成立したようだ。
雌は性フェロモンを放出したのだろうか?
⇒夜間に、性フェロモンを介して交尾する蛾は、
フェロモンなしには、交尾しないはず!!
交尾可能時刻もピッタリだったのだろう。
こちらは、良くある光景だ。
犠牲者は、残された翅の模様から、
やや珍しいハガタエグリシャチホコのようだ。
このように、捕食性の虫たちも、光に集まってくる。
そこは、右を向いても左を見ても、餌の宝庫だ。
ちなみに、昨年は、こんな感じだった。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140828/1/