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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

セスジスカシバ これがミラクル擬態だ!!!

セスジスカシバという蛾がいる。

普通の人は、この名前(和名)を聞いても、
背中にスジがあるスカシバとしか想像できない。


しかし、

・・・・

・・・・

・・・・


この蛾は、こんな容姿をしているのである。

 

 

セスジスカシバ(スカシバガ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

これは、どう見てもハチである。

私は、これを「ミラクル擬態」 【注】と勝手に名付けた。


この蛾を、わずか30分ほどの間に、
何と6個体も見ることが出来たのである。

 

 

セスジスカシバ(スカシバガ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

ミラクル擬態(奇跡の擬態)とは、やりすぎ擬態とも言える。
つまり、そんなにまでしなくても、捕食者は間違えてくれるよ!
というようなレベルに達しているものである。

 

 


セスジスカシバ(スカシバガ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

3匹目は、飛んできて葉っぱに止まったが、
飛び方は、どちらかと言うと、やはり蛾である。

 


セスジスカシバ(スカシバガ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

4匹目は、歩きまわっていたが、冷静に見ると、
全身に細かい毛があり、触角は間違いなく蛾である。

 


セスジスカシバ(スカシバガ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

少し、引いた写真であるが、何と、3匹同時に写っている。

一番奥に見えるのが、4匹目の個体である。
これで、手前に見える2個体を含めて、
今日だけで、6個体をほぼ同時に、見たことになる。

これも、ミラクルである!!!

 

 

【注】以前紹介したハイイロセダカモクメも、ミラクル擬態の範疇である。
   

       その他に、まだ写真を撮れてはいないが、
   枯れ葉そっくりのムラサキシャチホコという蛾も、
   「そこまでやらなくても!」というレベルである。

   ミラクル擬態を、現在の進化理論で説明出来るかについては、
   多くの議論があると思う。
   懐疑論者の共通の主張のひとつは、ネットで見る限り、
   「ある個体が捕食されるかどうかは、多くは偶然であり、
   そこまで精巧に擬態する必要はないのでは?」というものである。 

      

   


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