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  • 2017.06
ベイツ型擬態?⑤ メスグロヒョウモン

ブログ開設のきっかけの一つでもあったメスグロヒョウモン。
昨年9月15日に、さりげなく紹介しています。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20100915/1/

この非常にインパクトの高い「メスグロヒョウモン」と言う名は、
雌が黒いヒョウモンチョウだから付いたのは間違いないだろう。

一般に、雄と雌の体色が大きく異なるチョウは、
雌が毒を持つ他のチョウに擬態していることがほとんどである。

例えば、名前が似ているので、ちょっとややこしくなるが、
雌だけが毒チョウのカバマダラに擬態する「ツマグロヒョウモン」という
南方系のチョウがいる。もちろん雄は普通のヒョウモチョウである。

この場合は、誰が見てもベイツ型擬態(の好例)である。


しかし、今回の「メスグロヒョウモン」は、ちょっとだけ不思議である。

モデルとなった(?)イチモンジチョウ類が、
捕食者から避けられているという観察例は、今のところないからである!!!

 

まずは、モデルとなった(?)2種のチョウからご覧ください。

イチモンジチョウ(タテハチョウ科) ⇒モデル(?)
 
2010年6月29日 十勝・北海道

どう考えても、イチモンジチョウ類が、毒チョウだとは思えない。

幼虫時代の食草は、スイカズラ、ヒョウタンボク、ハコネウツギなどで、
有毒植物ではないと思う。
ただし幼虫は、かなり派手な格好をしているが・・・

 


オオイチモンジ(タテハチョウ科) ⇒モデル(??)
 
2010年6月29日 十勝・北海道

北海道と中部山岳の限られた地域にのみ生息する。
その美しさと風格は稀少価値とも相まって愛好家の憧れであり、
この事情から考えて、メスグロヒョウモンの雌よりも、
個体数が多いとは思えない「マニア垂涎の的」のチョウでもある。

ちなみに、幼虫の食草は、ドロヤナギやヤマナラシで、
いずれも有毒植物ではないと思う。

 
 

メスグロヒョウモン雌(タテハチョウ科) ⇒擬態者(?) 
 
2010年9月4日 だんぶり池・青森

何気なく見ていると、イチモンジチョウと必ず間違える!

 

メスグロヒョウモン雄(タテハチョウ科) ⇒?
 
2010年9月4日 だんぶり池・青森

こちらは、同じ日に同じ場所で撮った雄で、普通のヒョウモンチョウである。

しかし、これだけ雌と雄の模様が異なるのは、何らか意味がある筈だと思う。

メスグロヒョウモンの雌が、ベイツ擬態であるならば、
現時点で、そのモデルになっているチョウは発見されていない。

もし仮にモデルとなったチョウが発見されたとすると、
当然、イチモンジチョウもその種に擬態していることになるだろう。

もしかしたら、人間の考えが及ばない、何か別の要因が働いているのかもしれない。

 

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【2011/05/30 06:22 】 | 擬態 | 有り難いご意見(0)
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