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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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このブログで何度か紹介したように、
自分自身の体や模様を葉っぱや枝に似せて、
外敵から身を守っている種類は多い。
そして、彼らは、昆虫カメラマンの刺激的な被写体となり、
さらには昆虫少年たちに過剰な感動を与え、
また、出版社やテレビ局を、なやましく誘惑し続けている。
しかし、これから紹介する子の考え方は、少しばかり違っていた。
苦労して、自分自身の体を微妙に枯れ葉や塵に似せるなら、
最初から本物を体に付着させれば、
それに勝る隠れ蓑はないし、より現実的で良いじゃないか?
こうして、この子は、
体の表面に刷毛状の剛毛をはやすだけで、
その部分に塵や枯れ葉をひっかけて、
いとも簡単に隠蔽的擬態(?)が完成した。
塵の下に、少しだけ上半身(?)が見える。
この子の名前は、(多分)フタモンクサカゲロウの4齢幼虫。
もしかしたらカオマダラクサカゲロウの幼虫かもしれないが・・・・
(ちなみに、クサカゲロウの幼虫には、この行動は見られない)
塵が動くので、かろうじて中に虫がいることが分かる。
こうしていれば、外敵(主としてテントウムシ?)から、
十分身を守ることができるだろう。
背中に背負う塵の種類は、
食べカスや脱皮殻、枯れ葉などで、
好みは種類によって異なるとされている。
ちょっと失礼して、ひっくり返させてもらった。
容姿は、まさにクサカゲロウの幼虫だ!!
ちなみに、成虫はこんな形だ。
幼虫と成虫の種類が,
合致していないかもしれないが、
どっちにしても、よく似ている種ので、ご容赦・・・
先輩ミノムシ君は、かなりまじめに蓑を作る。
君の生き方も、なんとなく共感できるが、
良い子はマネしない方が良いかも・・・