ちょっとだけ綺麗な虫たち ハバチ類
ハチに対しては、嫌いというほどではないが、
どうも、あまり良いイメージはない。
あまり刺されたことはないのだが・・・
黄色と黒の警戒色っぽい色彩が多いし、
種の同定がややこしいからだろうか?
こんな前振りでは、先が見える???
ただ、ハチの仲間でも、特にハバチ類には、
色彩に変化が多く、美麗種が多いのだ。
キムネコシボソハバチ(ハバチ科)
2012年6月14日 白岩森林公園・青森
黄色と黒色の縞模様は、本当によく目立つ。
名前にケチをつけるつもりはないのだが、
この子は、ムネは黒色部分が多いし、
コシはそんなに細くない。
昔は、広腰亜目と呼ばれていたハバチ類だが、
多少とも、腰の部分が狭くなっているかも・・・
ギリギリのところで、ベイツ型擬態なのだろうか?
多分セマダラハバチ(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
この子は、完全な黄色ではなく、どちらかというと、
うす緑色が、葉っぱの色に負けていない気がする。
セマダラハバチの仲間は、近縁種が多いので、
写真だけでの同定は、難しいのだが・・・
こんな、か弱い雰囲気なのに、
自分と同じくらいの大きさの虫を捕獲して、
ガリガリと食べているのだ。
⇒下に、切り落とされた犠牲者の頭部が!
ハバチの成虫は、基本的に肉食なのだ。
モンキハバチ(ハバチ科)
2012年6月27日 白馬岳山麓・青森
この子は、オレンジ色に近い黄色で、
翅も同じような色合いなので、
葉っぱの上で、良く目立つ。
近縁種はいないようで、同定は間違いないかも・・・
ハバチの仲間は、雌でも人を指すことはないので、
安心して手で触れるが、ハバチでない場合もあるので、
むやみに手で掴まない方が良いうだろう。
クロムネアオハバチ(ハバチ科)
2014年5月30日 荒船山山麓・群馬
この子のうすい青緑色は、なかなか良い雰囲気を出してる。
東北の5~6月は、新緑の綺麗な季節だが、
それにさりげなく調和(?)したハバチが結構見られる。
⇒名付けて、新緑のハチ??
でも、これで肉食系とは、ちょっと不思議?!
ルリチュウレンジ(ミフシハバチ科)
2012年9月25日 東海村・茨城
ハチの仲間で、金属光沢を持つ種類は、
おそらく、あまり多くないだろう。
幼虫は、有毒ツツジの葉っぱを食べるので、
おそらく成虫も、野鳥類に食べられることはない。
お気づきのように、この金属光沢の雰囲気は、
前回のブログで再掲したヒメツチハンミョウにそっくり・・・
もしかしたら、ツチハンミョウの仲間とミュラー型擬態??
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110504/1/
⇒ハバチに対するこれまでのイメージが、
ちょっとだけ変わった・・・・