アカトンボの種類
だんぶり池周辺で、カメムシの写真を撮っていると、
小学生くらいの子供のいる家族連れとよく出会う
小さい子供のうちから、自然に親しむことは、
非常に良いことだといつも思っているので、
このような親子が来るとちょっとうれしい
しかし、彼ら親子は、当然のことであるが、
赤いトンボは全てアカトンボだと言う
・・・ちょっと気にして、会話を盗み聞き(?)する・・・
赤いトンボは、皆同じように見えるが、
よく見ると、違っていることに気づくようだ
もちろん、話がややこしくなるので、
その親子に話しかけることはしないが・・・
だんぶり池で普通に見られるアカトンボは、
以下の5種類のようである。
ただし、捕まえて胸の模様を見たりしないと、
この5種類を区別するのはかなり難しい。
何を隠そう、私もミヤマアカネとノシメトンボしか、
ちょっと前まで、区別できなかった。
とりあえず、翅の先端部から少し内側にある
褐色の帯が良く目立つ目印になり、
他のアカトンボとの判別はたやすい。
胸部側面には、目立った模様はない。
アカトンボ類の中では大型で、
ミヤマアカネとは違う位置(翅の先端部分)にある、
黒褐色の斑紋がよく目立つ。
ただし、その斑紋の大きさには変異があり、
中にはほとんど消失している個体もあるので、
注意が必要ではあるが・・・
以下の3種は、翅に褐色の帯がない。
2010年7月30日 アキアカネ
日本で、最も普通に見られるアカトンボである。
狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶことがある。
ナツアカネと区別ポイントは、胸の模様であり、
ちょっと写真では分かりにくいが、
側面の黒いスジが斜めに切れる。
2010年7月21日 ナツアカネ
アキアカネを若干寸詰まりにしたような体型をしている。
アキアカネと区別ポイントは、胸の模様であり、
ちょっと写真では分かりにくいが、
側面の黒いスジが直角に切れる。
2010年8月3日 マユタテアカネ
雌にも雄にも、顔面の額の部分には、
眉班(ビハン)と呼ばれる黒色の斑点がふたつあり、
それが和名の由来となっている。
雌には翅の先端部分に、褐色の斑紋がある個体があるが、
ノシメトンボとは、顔にある眉班の有無で区別できる。
しかし、だんぶり池でたくさんのアカトンボを見ていると、
種類がどうのこうのというより、個人的には、
どんだけ、カエル(オタマジャクシ)がいるのかと、
ふと思う・・・。