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  • 2017.07
不思議なシリアゲムシの世界② プライヤシリアゲ

普通に考えれば、シリアゲムシの種類を、

写真だけの同定するのは、かなり無理がある。
普段は、翅の下に隠されている部分の特徴が、
決め手になることが多いからだ。

しかし、今回のプライヤシリアゲの場合は、
翅の斑紋の変異が大きいことだけがネックなので、
慣れれば、少なくとも頭が混乱することはない(?)。


ネット情報では、写真でも分かりやすい外観の違いから、
ふたつのグループに分けられるようだ。

【Aタイプ】: 
胸部の背中側、及び吻に黄色い線が入る。
【Bタイプ】: 胸部と吻に黄色い線が入らず真っ黒になる。

 ⇒それでも、A・Bの両タイプが、
  さりげなく同種であることが、 
  ちょっとだけ不思議なのだが・・・ 


ネット情報では、本種の和名のプライヤは、
発見者の Henry Pryer に由来するようだ。

東北から九州にかけて広く分布し、
日本産のシリアゲムシ属の中においても、
最も普通に見られる種のひとつである。

 ⇒ただし、本種に近縁な未記載種の存在も、
  指摘されているようなので、注意が必要である。
  また、北海道にはプライヤはいないようで、
  よく似たエゾシリアゲという種類がいる。







まずは、写真から・・・





プライヤシリアゲ(シリアゲムシ科)


2014年6月21日 白岩森林公園・青森

背中の黄色い線と、口吻の側面が黄色なので、
典型的な【Aタイプ】の個体である。

前翅には、複雑な帯状紋があるが、
個体変異もかなり大きいようだ。









プライヤシリアゲ(シリアゲムシ科)


2013年8月7日 風穴の里・長野

この子は、胸部の背中側や口吻に、
黄色い部分がない【Bタイプ】だ。

羽の斑紋のパターンも、違うようなので、
この点でも、同定に注意が必要だ。









プライヤシリアゲ(シリアゲムシ科)


2015年5月22日 小泉潟公園・秋田

和名のイメージほど、珍しい昆虫ではない。
ただ、この写真の珍しい(?)のは、
ヨモギの虫えいを食べているところである。


虫えいは、多分ヨモギハエボシフシだろう。

詳しくは、観察していないが、もしかして、
内部のヨモギシロケフシタマバエの幼虫を食べているかも?

 ⇒虫えいは、果実のように見えるものもある。
  ネット情報では、野鳥類が食べることもあるようで、
  内部の柔らかい部分をそのまま食べる場合と、
  中にいる幼虫だけを食べる場合があるようだ。










プライヤシリアゲ(シリアゲムシ科)


2015年6月2日 白岩森林公園・青森

この子は、生きている蛾の幼虫を食べているようだが、
シリアゲの仲間は狩りをするための武器を持たないので、
たまたま見つけた死骸を食べていると考えられる。
(この点に関しては、Nabita 氏からもコメントを頂き、
 徘徊性のクモの食べ残しの可能性があるとのこと)

しかし、あの細い口で、どうやって食べるのだろうか?

細い顔のイメージから、カメムシのように、
捕獲した獲物の体液を吸い取ることができそうだが・・・

 ⇒ただ、ちょっとだけ不思議なことに、
  口吻の先端には、牙のような突起があり、
  柔らかい餌をかじりとることもできるようだ。






(次回に続きます)






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【2016/04/07 05:32 】 | 昆虫の種類 | 有り難いご意見(0)
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