君は蛾か? 画家だ!!
暗いときに活動する基本的には目立たない蛾の仲間にも、
良く見ると、微妙に綺麗な種がいる。
これから紹介する複雑な(抽象的な?)模様の蛾は、
まるで人間の画家が描いたような雰囲気を持っている。
オスグロトモエ(ヤガ科)
2011年8月15日 乗鞍高原・長野
ちょっと見ると、昔のヤッコ凧の模様に見える。
2匹のオタマジャクシのような模様は、眼状紋のつもりか?
そう言われると、全体が人の顔のようにも見える。
ギンスジカギバ(カギバガ科)
2011年6月29日 白岩森林公園・青森
薄茶色の目立たない蛾である。
でも、良く見ると、真っ白な線で描かれた縁取りの模様は、
ひいき目に見て、人間が描いたように見える??
シラオビアカガネヨトウ(ヤガ科)
2011年6月29日 だんぶり池・青森
この色使いと抽象的な模様は、
アーティスト(?)が描いたように見える。
ちょっと違うかもしれないが、昔、
サイケデリック~~とか言っていたような雰囲気がある。
こんなTシャツがあったら、私は迷わず着ないだろう!
チズモンアオシャク(シャクガガ科)
2011年7月16日 遠軽・北海道
薄緑色の地に、こげ茶色と薄茶色のの縁取り模様。
人が描いた地図に見えるのだろうか?
しかし、個人的には、中心の胴体を含めた模様が、
「ムンクの叫び」をイメージする。
ウンモンスズメ(スズメガ科)
2011年7月13日 上湧別・北海道
薄緑色、緑色、濃緑色、黄緑色の4色(?)の上品な模様。
この模様は、多分(?)日本女性の着物にしても良い!!
ウスギヌカギバ(カギバガ科)
2005年10月30日 帝釈峡・広島
多分3段階に傾けて、3方向に飴細工の飴を垂らしたような模様。
いや、絵筆に、たっぷり絵具をしみ込ませて、
多少躊躇しながら描いた線のような・・・
ちょっとだけ人為的な操作が入ったと思わせる??
蛾は、その名のとおり、良く見ると、なまめかしくも、
翅が透けて見えるのである。