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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

多摩動物園昆虫館

弘前に住んでいて、寒い~寒い~冬の間は、
さりげなく「水族館」や「動物園のチョウの温室」に行くのがベスト!!

東京にある「多摩動物園」は、軽く遠いが、
土曜・日曜の高速料金1000円ならば、何かの行事と引っかけて、
まあ、比較的簡単に行ける。

今年の冬は、12月と1月の2回、いずれも昆虫園だけ訪れた。

ちなみに、多摩動物園の入園料は、大人600円で、
周辺の駐車場料金は、その倍の1200円(休日)であった。


今回は、昆虫園で見たちょっとだけ不思議な生き物を、
ほとんどが、2枚のガラス越しに、さりげなく撮ったものである。

 


コノハムシ ナナフシ目コノハムシ科
 
2011年2月17日 多摩動物公園昆虫園本館

これまでは、隠蔽的擬態の典型のように扱われてきた。

最近は、ペットショップでも販売され、
その人気は、クワガタに迫る勢いである。

ところが、このブログで何回も紹介した、
日本代表のハイイロセダカモクメ君が、
ついに、隠蔽的擬態の代表の座を脅かすところまで来ている(?)

 


ハナカマキリ カマキリ目ヒメカマキリ科
 
2011年2月17日 多摩動物公園昆虫園本館

約1カ月の、間をおいて訪れたが、
彼女は全く同じ格好で静止していた。

でも、なんか卵、産んでる!!

攻撃擬態の例として取り上げられることが多いが、
以前述べたように、ピンクの花に静止している場合は、
隠蔽的擬態の典型であると思う。


 

タガメ カメムシ目コオイムシ科
 
2011年2月17日 多摩動物公園昆虫園本館

もう20年以上も前の話であるが、
徳島の家でタガメを飼育していたときに、
テレビ局が取材に来たことがある。

その大きさに、当時大人気の女性レポーターが、
かなりオーバーに、ビックリしてくれたのを、覚えている。

自分より大きな獲物を捕らえることも多く、
その獰猛さから「水中のギャング」とも呼ばれるが、
普段はひっそりと、水草の陰に隠れている。

 


ゲンゴロウ コウチュウ目ゲンゴロウ科
 
2011年2月17日 多摩動物公園昆虫園本館

タガメほどではないが、実際に見ると、
かなり迫力のある大きさである。

基本的には、水中生活であるが、写真のように陸にも上がり、
夜間の灯火採集でも採れることがある。
 



ナガサキアゲハ チョウ目アゲハチョウ科
 
2011年2月17日 多摩動物公園昆虫生態園

日本では南の個体群ほどメスの白色部が広くなる傾向があり、
九州や沖縄では前翅にまで白い部分が広がる。

特に西表島の個体群は、翅全体に白い部分が広がることで知られる。
これで、オオゴマダラに擬態していると言われているが、
ちょっと、違うか?


冬の動物園に乾杯!!!

 


 

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