虫の名前って、??
ブログを始めて、早くも4年4ヶ月が経過した。
当初は、ちょっとだけ不思議な昆虫だけを、
記事の対象(内容)とするつもりだったが、
捕食者として、クモやカエル、野鳥類も、
さりげなく加わってきた。
さらに、その他の動物や植物、風景や建造物も対象になり、
いつのまにか、何でもありの状態になってしまった。
⇒ただ、虫関係の記事が90%以上だと思う。
また、ブログ開設当初の想定読者は、
虫好きの高校生のつもりだったが、
それも、多分どこかへ行ってしまった。
しかし、これまで写真に撮れたカメムシの種類は、
当初の予定どおり、余すことなく紹介してきた。
また、個人的に興味のある擬態関係の話題についても、
写真が取れ次第、ダブリも構わず、記事にしてきた。
・・・という、いらない前振りの後・・・
今月は、ブログ開設時の原点に戻って、
想定読者は、虫好きの高校生!!!
誰でも知っているモンシロチョウだが、
名前が多少ややこしい。
モンシロチョウ(シロチョウ科)
2003年8月10日 弘前市・青森
普通に考えれば、紋が白いチョウということになる?
ところが、写真のように、紋は白ではなく、黒っぽい。
だから正式には、(黒色の)紋があるシロチョウなのだ。
モンキチョウ(シロチョウ科)
2013年9月11日 酸ヶ湯温泉・青森
当然こちらは、紋が黄色のチョウではなく、
同じように、(黒色や白色の)紋があるキチョウだ。
ウスバシロチョウ(アゲハチョウ科)
2013年6月12日 道の駅風穴の里・長野
白い大きな紋があるシロチョウもいる。
もちろん名前は、モンシロ・チョウではなく、
この子は、ウスバシロチョウ・・・
ただし、シロチョウではなくアゲハの仲間だ。
だから、正式には、薄羽白・蝶なのだろう。
ついでに、カメムシも・・・
アカスジカメムシ(カメムシ科)
2010年6月14日 だんぶり池・青森
これは、有名な話なのだが、
上の子は、本当にアカスジカメムシなのか、
もしかしたら、クロスジカメムシではないのか?
一つだけハッキリ言えるのは、
上の個体の大きな小盾板の外側に注目すると、
明らかに、黒地に赤い点があるように見える。
だから、アカスジで良いのか?
逆に、下の個体のお腹側を見ると、
赤地に黒い点があるようにも見える。
????
この子は、いつまでも謎のままで、置いておこう。
最後に・・・
クロジュウジホシカメムシ(ホシカメムシ科)
2003年4月7日 石垣島・沖縄
この子は、どう見ても白い十字しかない!!!
何故、シロジュウジホシカメムシではないのか、
かなり(!)不思議である。
実は、同じ南西諸島には、数は少ないが、
頭部が赤い非常に良く似た種がいて、
こちらが元祖シロジュウジホシカメムシである。
だから、ネット上でも誤同定が見受けられるほど、
紛らわしい頭部が黒いクロジュウジホシカメムシなのだ