忍者ブログ

ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

越冬した虫たち【2】 寒いのに!!

冬越しする虫たちは、基本的には隙間にもぐりこむ。

彼らは、ためらいもなく、人間の作った建物の中や隙間に入り込んで、
寒い冬を乗り越える千恵(?)もある。

⇒もちろん暖房のある部屋は、不適であるが・・・

 

 

多分フユユスリカの仲間(ユスリカ科)
 
2012年4月4日 東海村・茨城

フユユスリカの仲間は、その名のとおり、
晩秋から冬の間に、寒い時期に成虫になる。

不思議なことに、春から夏の間は、
繭を作って川底で夏眠(!)をしているのだ。


この子は、男子用(ここ、強調!)トイレの中で、
さりげなく、休憩しているようであるが、
少しでも、暖かい方が良いのか?

 

 

オナシカワゲラの仲間(オナシカワゲラ科)
 
2012年4月2日 ひたちなか市・茨城

多分、この銀色のシートは、光を反射して暖かいのだろうか?

オナシカワゲラの仲間は、このように、まだ寒い時期に、
成虫になって、飛び回っていることががある。

上のフユユスリカと同じように、張りきって寒い時期に出てくるが、
やっぱりちょっとでも暖かい方が良いのだろうか?

 

 

ナワコガシラウンカ(コガシラウンカ科)
 
2012年4月12日 東海村・茨城

この子は、公園の建物の隙間にいたようだが、
暖かい日差しに誘われて、外に出てきた。

何となく、珍品くさい容姿だが・・・

⇒当初は多分スジコガシラウンカとしていましたが、
 Nabita氏のご指摘により、ナワコガシラウンカに訂正しました。

 

ワラジムシ(ワラジムシ科)
 
2012年4月10日 東海村・茨城

普通は、石の下などで見つかる。

子供のころは、冬でも、ダンゴムシとワラジムシで良く遊んだ。


この公園では、ダンゴムシは見ていない。

というか、真面目に探していないが・・・

 

 

ツヤアオカメムシ(カメムシ科)
 
2012年4月13日 東海村・茨城

カメムシは、寒い冬をやり過ごすために、
人の作った建物の中に入り込んでくる代表(?!)である。


大部分のカメムシ類は、残念ながら、成虫越冬した後は、
ほとんどが体色がくすんでしまう(最初からくすんでいる?)。

しかし、ツヤアオカメムシだけは、例外である。

この鮮やかな色が、全くあせることがなく、
春を迎えるのである。

 

拍手[21回]

PR