そんなに集まらなくても!!!
色々な理由で、集団になる虫たちがいる。
まず、下の写真の集団は、何となく愛嬌がある。
フキバッタ幼虫(バッタ科)
2012年6月14日 白岩森林公園・青森
その名のとおり、大きなフキの葉を食べる。
葉っぱの端から食べ始める習性がある場合には、
最初は、集団になって食べる方が、
(結果的に端っこが沢山できるので?)効率が良いのだろう。
しかし、フキバッタの場合には、別に、
規則正しく並ぶわけではなく、葉っぱの中程からでも、
十分に食べ始めることができるようなので、
写真のように、自由自在に、食べまくっている。
カメラを向けると、ほんのちょっとの気配を察知して、
とりあえず、ピョンピョンとあちこちに分散してしまう。
オビカレハ幼虫(カレハガ科)
2012年5月23日 長者原SA・宮城
この子たちは、全く逆に、整然と並んでいる。
というか、この長さで、整然と並んでいない状況は、
どうなってしまうのか、すぐには想像できない・・・・
後ろの枝にも、ピンボケであるが、
整然と並んでいるのが分かる。
直接間近で見ると、写真では伝わらない迫力がある。
多分クリオオアブラムシ(アブラムシ科)
2012年5月18日 芝谷地湿原・秋田
アブラムシの仲間は、
特に、無性生殖でどんどん増えるときには、
このように、密な集団になることが多い。
真っ黒な大型のアブラムシが集まると、
ちょっとだけ不気味である。
天敵からのエスケープにもなっているのか・・・
マルカメムシ(マルカメムシ科)
2012年5月29日 南湖公園・福島
カメムシの仲間も、幼虫期には、
集団になることが多いが、成虫になっても、
そのまま集団を維持する場合もある。
でも、マルカメムシが、
このように密な大集団になることは、
比較的珍しいようである。
オオツマキヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
2011年6月29日 白岩森林公園・青森
このブログで、何回も紹介したオオツマキヘリカメムシ。
典型的な交尾のための集団である。
いわゆるハーレムではない状態であり、
ほぼ全ての個体が、寄り添うように交尾している。
一体どんな意味があるのだろうか?