かなり不思議な虫たち
このブログ名は「ちょっとだけ不思議な昆虫の世界」である。
今回は、そんな名には、ふさわしくない虫たち、
「かなり不思議な虫たち」を紹介する。
以下の写真は、もちろん自分で撮ったものなのだが、
少し間をおいて、改めて見直してみると、
なんか凄く不思議な写真であることに気付いた。
多分、集合写真の片隅に良く見かけるような、
いわゆる心霊写真に似たところがある???
最初の写真は、よく見ると「かなり不思議」な現象が、
さりげなく二つ同時に存在している。
トガリハキリバチの仲間(ハキリバチ科)
2010年8月10日 御所湖・岩手
レンゲソウにキタキチョウが止まっていたので、
近寄って、さりげなくシャッターを押した。
家に帰って、パソコンの画面で見ると、
ちょっとビックリ。
もちろん合成写真ではない。
トガリハキリバチの仲間(ハキリバチ科)
2010年8月10日 御所湖・岩手
拡大してみると、こんな感じで、
かなり不思議なのは、次の2点!!!
①このハチには、翅がない!!!
どこから、どうやって、
ここまで来たのだろうか????
②しかも、後ろの写っているキタキチョウの方は、
翅に、ハチが止まっているにもかかわらず、
平気で蜜を吸っている。
これはかなり不思議だ!!!!
最も考えやすいのは、
①本当は翅があるのだが、非常に早く翅を動かしているので、
写真には写らなかった
②飛んでいる(ホバリング)ので、キタキチョウには触れていない
であるが、そんなことってあるのだろうか?
⇒これは、未解決の「かなり不思議」な現象で、
おそらく永遠の謎である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(蛇足)
⇒次は、解決済みの「かなり不思議」な現象で、
間違いなくカメラアングルの問題である。
サトクダマキモドキ(キリギリス科)
2005年11月12日 大橋ダム・高知
この子の脚は、かなり不思議なことに、
右側に4本あり、そのうち1本は顔から生えている。
もちろん、左側には2本しかない。
サトクダマキモドキ(キリギリス科)
2005年11月12日 大橋ダム・高知
拡大しても、そのように見える。
サトクダマキモドキ(キリギリス科)
2005年11月12日 大橋ダム・高知
これは、カメラアングルを変えた写真である。
何のことはない、全く偶然にも、左前脚が、
クチヒゲ(小顎肢)に重なって写っていたのである。