ちょっとだけ不思議な春の蛾 エゾヨツメ
春にしか見られない(?)エゾヨツメという蛾がいる。
旅先で、暗くなってから、カメラ片手にさりげなく出かける怪しい父娘。
塩原温泉の公共の温泉施設の看板を照らすライトで、最初に娘が見つけた。
エゾヨツメ(ヤママユガ科)
2015年5月4日 塩原温泉・栃木
・・・ん?! ヤママユガ科??
翅を閉じて止まってるのに!!
⇒ヤママユガ科では珍しく、翅を閉じて止まることが多い。
何処に四つの目がある?
⇒後翅の裏面は、斑紋が目立たない。
軽く、手で触ってみると・・・飛んだ!!
エゾヨツメ(ヤママユガ科)
2015年5月4日 塩原温泉・栃木
翅を開くと、まさにヤママユガだ!!
特有の(?)薄茶色の後翅に、青色の目玉模様がある。
⇒個人的には、目玉模様は大好きなのだが、
この子の模様は、色が素晴らしい。
しかも、白い「T字型」のアクセントが秀逸だ。
⇒このスポーツ用品にあるようなイメージのマークは、
最初の写真のように、裏面からもハッキリ見える。
エゾヨツメ(ヤママユガ科)
2015年5月4日 塩原温泉・栃木
通常は青く見える目玉模様は、見る角度によって、
このように、真っ黒に見えてしまうのだ。
しかも、普段は翅を閉じて止まることが多いようなので、
目玉模様は、前翅の下に隠れている訳ではない。
飛び立つときには、見えるはずだが・・・
エゾヨツメ(ヤママユガ科)
2015年5月4日 塩原温泉・栃木
確かに、この写真は、クスサンやヤママユと同じ雰囲気だ。
このブログで何度も紹介しているような、
一般的な目玉模様とは、微妙に異なる機能があるようだ。
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150214/1/