やっぱりいたのか? 茨城のモンキアゲハ
モンキアゲハという白い(!)紋のある、
微妙な名前の黒いアゲハチョウがいる。
基本的に南方系のチョウなので、
まさか、茨城で見ることが出来るとは!!
モンキアゲハ(アゲハチョウ科)
2015年5月6日 鹿島神宮・茨城
家族で4人で、さりげなく鹿島神宮へ行ってみた。
この時期なのに、比較的沢山の虫の写真が撮れたが、
帰りがけに、前方の水たまりで吸水する黒いアゲハを発見。
かすかに、後翅に白い紋が見えた。
残念ながら、尾状突起があるので、
あこがれのナガサキアゲハではない。
・・・でも、明らかに南方系の雰囲気??
モンキアゲハ(アゲハチョウ科)
2015年5月6日 鹿島神宮・茨城
アゲハチョウの中では、最も遅く姿を現す種なので、
茨城の5月6日は、かなり早いと思う。
まあ、利根川の南側は、千葉県の銚子市なのだが・・・
ネット情報では、目撃・採集は、秋田県が北限のようだ。
しかし、土着地は年平均気温が13℃以上の地域とされ、
現在は、新潟~栃木付近と推定されている。
モンキアゲハ(アゲハチョウ科)
2015年5月6日 鹿島神宮・茨城
やっぱり、この雰囲気は、ベニモンアゲハに似てる?
モデルは、茨城には、絶対いないのに・・・
この子は、ツマグロヒョウモンと並んで、
温暖化の指標とされ、分布の北限は広がっているのだ。
⇒よく知られているように、ツマグロヒョウモンは、
有毒のカバマダラに擬態しているとされる。
ただし、ベニモンアゲハやカバマダラは、
少なくとも北日本には分布していない。
このような、擬態種とモデル種との関係については、
様々な説明がされているのだが・・・