ちょっとだけ不思議な虫たち セマダラハバチの仲間
カメラ片手に、林道をブラブラ歩いていると、
ちょっとだけ不思議な光景に出くわすことがある。
今回もそんな感じで見つけた不思議なハバチである。
白岩森林公園の林道で、異常な動きをする2匹のハバチを、
連続して、ほぼ同じ場所で見つけた。
セマダラハバチの仲間(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
最初は、何をしているのか分からなかった。
下になっている子も、かすかに動いているので、
交尾しているようにも見えた。
セマダラハバチの仲間(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
近づいて見ると、かなりビックリ!!!
交尾しているのではなく、食べているのだ!!!
食べられている方も、種名までは分からないが、
寄生バチのような雰囲気もある。
セマダラハバチの仲間(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
かなり、激しい食べ方をするので、
犠牲者の頭の部分が、切り離されて、下に落ちた。
この仲間は、幼虫時代は葉っぱを食べているのに、
成虫になってからは、肉食になるという、
かなり不思議なハバチなのである。
(逆のパターンは、良くあるのだが・・・)
セマダラハバチの仲間(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
そんなビックリしている間もなく、
すぐそばで、別の個体を発見!!
何とこの子も、虫(ヤブキリの幼虫?)を食べている!!!
セマダラハバチの仲間(ハバチ科)
2012年6月3日 白岩森林公園・青森
それも、まるでカマキリが、獲物を捕食しているイメージだ。
サシガメやクモの摂食場面とは、全く違う雰囲気なのである。
恐るべし、ハバチ(の成虫)君!!!