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ちょっとだけ不思議な虫の名前【2】 君は何組なの?

君は、本当は何組なの? という虫たちがいる。


そういう名前が付いた経緯を調べると、
意外に面白い話があるかもしれない・・・

しかも、自分が撮った写真がある子だけ紹介する。

 


とりあえず、有名なこの子から!!


ウスバシロチョウ

2012年6月27日 白馬岳山麓・長野

名前も、遠くから見る容姿も、シロチョウ科である。
しかし、実はこの子は、アゲハチョウ科なのだ。

良く見ると、体のフサフサの毛が、この子が何組かを物語っている。


何か、TVでよくやっているクイズ番組にも・・・・

 

 

フクラスズメ

2011年9月29日 酸ケ湯温泉・青森

名前も、遠くから見る容姿も、スズメガ科である。
しかし、実はこの子は、ヤガ科なのだ。

自画自賛ではあるが、こういう写真は滅多に撮れない。

保護色の典型であるような表の翅の内側には、
こんな鮮やかな色が隠されている。

何か、TVでよくやっているクイズ番組にも・・・・(文章手抜き)

 

 

ウチワヤンマ

2011年8月12日 ひたちなか市・茨城

名前も、遠くから見る容姿も、名前もヤンマ科である。
しかし、実はこの子は、サナエトンボ科なのだ。

まあ、何組に入るかは、かなり微妙であると思うが・・・


何か、TVで・・・・(以下略)

 


ここで終わったのでは、なんか尻切れトンボ(懐かしい言葉?)だ。

分類学を正式に学んだことのない私が、言わずもがなのことを言うと、
「ある生き物が何組(科)になるのか?」
というのは、生物学的には、あまり重要なことではないと思う。

現在は、属と種を表わす2名法で記載され、
全ての国の、全ての生き物を、誰でも識別することができる。

その上の分類群である「科」は、もともとは、ただ単に良く似ている「種」を、
うまく(?)まとめて整理しただけで、類似度が入れ子構造にならないように、
便宜的に作られたもののようだ。
だから、厳密には「種」の分岐の歴史(普通は系統樹という)を、
反映したものではなかったのである。

よく知られているように、生物が進化していく過程で、
それぞれの「種」が分岐していく状況は、実に多種多様である。
したがって、現在2名法で記載されている種の近縁種に関しては、
それぞれの類似の程度も、当然、多種多様(バラバラ!)なのである。

このブログでも何回か触れたように、同じ属の2種が、
外観だけでは区別できない場合や、全然違った容姿を持ち、
科が違うのではないかと思える場合がある。

そのような状況にあるバラバラの種を、
同じ条件の「科」でまとめる(統一整理する)ことができるはずがない。

もちろん、さらに上位の「目」には、統一理論がある・・・はずである。

 

と言うわけで、今回のように、
「種名とそれが含まれる科名が異なっていても、あまり気にする必要はない」、
というのが、今回の結論なのである。

 

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【2012/07/24 15:42 】 | ちょっと不思議 | 有り難いご意見(0)
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