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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

イタドリハムシの食痕 これはアートだ!!

この食痕を見たときは、ちょっとだけビックリした。
今の時期、良く見かけるアメシロとかフキバッタの食痕に比べて、
これは、はっきり言ってアートだ!

植物も、これだけ見事にムシに食べられたら本望だろう。


普段は、植物の葉に残されているムシの食べた痕跡(食痕)は、
決して見栄えのするものではないし、あまり気分の良いものではない。

普通このような、食痕に興味を示すのは、
イモムシを探している小鳥くらいだろう。

と、書いていて思い出した。

食痕の作成者(イモムシ)に寄生するハチやハエも、
植物の出す匂いに引かれてやってくるのだ。
まあ、今回はそんなレベルではないが・・・・

 

 

イタドリハムシ幼虫の食痕

2012年7月19日 梵珠山・青森

最初見たときは、こんな感じであった。

周りの草が、ほとんど食べられていないのも・・・

 

 

イタドリハムシ幼虫の食痕

2012年7月19日 梵珠山・青森

でも、これほど見事に、葉っぱだけを葉脈を残して、
完璧に食べているのは、あまり見かけない。

 

 

イタドリハムシ幼虫の食痕

2012年7月19日 梵珠山・青森

背景を暗くして撮ると、さらに、ちょっとだけアートだ!!

 

 

イタドリハムシ幼虫の食痕

2012年7月19日 梵珠山・青森

しかし、撮り方にセンスがないので、
多少のレタッチを・・・

 

 

イタドリハムシ幼虫

2012年7月20日 八幡平・秋田

そして、このアートの作者は、別の場所で撮った彼らです。
この葉っぱには3匹の幼虫が見えるが、確かに、
葉脈の部分は食べていない。



普通は、これだけ食べつくす前に、蛹になってしまうか、
別の葉っぱに移動するのだろう。

今回は、多分一枚の葉っぱにいる幼虫の個体数が多過ぎて、
こんなことになってしまったのだと思う。

一枚の葉っぱが、ほぼ食べつくされているので、もしかしたら、
みんな満腹して蛹になってはいない可能性がある。

もしかすると、小さめの成虫が出てくるかもしれない。

 

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