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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

葉っぱのようなスズメガ ウンモンスズメ

葉っぱのように見える模様をしたスズメガに出会った。

間違いなく、緑色のスズメガである!!!

このときは、本当にビックリした。
朝早かったので、夢でも見てるような気がした(嘘)。


常夜灯がある場所に、早朝に行くのが蛾の写真を撮るには最適である。
夜は、滅多やたらに飛び回ってなかなか撮らせてくれない。
うまい具合に静止しても、ストロボを使わなければならない。

だから、少し無理をしてでも、明るくなってすぐに現場に行けば、
帰りそびれた葉っぱの上に静止している蛾を、
明るいときに、思う存分撮ることができるのだ。

ただ、こう考えるのは、年をとって早起きになった人間だけではない。
小鳥やカラスも、全く同じことを、誰に聞くわけでもなく学習する。

したがって、朝早く行くのは、鳥たちとの競争でもあるのだ。

一足(?)遅くなって、無残な翅の残骸を、沢山見ることもしばしばである。

 

そんな中で、今回のスズメガは、ちょっとだけ違う。

小鳥やカラスが、彼らを見つけることが、おそらく出来ないのだ。

 

それでは、まず下の写真をご覧ください。
(わかりにくければ、是非クリックして大きくして見て下さい)


ウンモンスズメ(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

ちょうど写真の真ん中にいますが、わかりますか?

 

 

ウンモンスズメ(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

近づいて、ちょっとだけアングルを変えると、いるいる!!!

 

 

ウンモンスズメ(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

こんなに目立つ場所に、別の子がいました。

この子は、結構、どうどうとしていた・・・

 

 

ウンモンスズメ(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

そして、ここにも。

常夜灯のまわりのツツジの灌木の良く目立つ場所に、
あっという間に、3匹も見つかったのである。

 

 

ウンモンスズメ(スズメガ科)

2012年7月21日 志賀坊森林公園・青森

さらに、良く良く探すと、ちょっと離れた場所で、
ようやく、4匹目が見つかった。

そしてこの子は、カメラを近付けると、威嚇するように、
後翅の赤い部分を見せつけたのである。

もしかすると、一度小鳥の攻撃を受けた個体かもしれない。

 

印象であるが、あまり他の蛾は見つからなかった。

おそらく、早起きの小鳥やカラスに食べられてしまったのだろう。


逆に言うと、小鳥やカラスが、保護色のこのスズメガを、
見つけることが出来なかったから、その後に、私に見つかったのか?

 

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