ヒメツノカメムシ終齡幼虫の集団
このときは、本当にビックリした。
朝早かったので、夢でも見てるような気がした(嘘)。
これまで、ツノカメ類の密な集合は、若齢幼虫だけで、
齡が進むにつれて、次第に分散していくと思っていたのだが・・・
ヒメツノカメムシ終齡幼虫(ツノカメムシ科)
2012年7月19日 梵珠山・青森
道路脇の大きなヤナグワの木の葉っぱに、
終齢幼虫が2匹寄り添っているのを見つけた。
これは、ちょっとだけ珍しい光景だった。
しかし!!!!
ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2012年7月19日 梵珠山・青森
すぐ近くに、何と30匹以上の幼虫が、
折り重なるようになっているのが見つかった。
よく見ると、1匹だけ成虫がいる!!!
こんな密な大集団を見たのは初めてだった。
朝早かったからなのか?
ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2012年7月19日 梵珠山・青森
付近を捜すと、別の蜜な集団がいた。
こっちは、40匹以上いるようだ。
1個の卵塊からの幼虫集団ではなさそうだ。
何でこんなに集まらなければならないのか。
しかし、ちょっと感動!!!
ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2012年7月19日 梵珠山・青森
ちょっと引いた写真を見ると、同じフレームに3ケ所、
ヒメツノカメムシの集団が確認できる。
しかも、かなり目立つ場所に!!!
ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2012年7月19日 梵珠山・青森
別の密な集団には、
何と、成虫が3匹も混じっている。
さらに感動!!!!
と言うわけで、
ヒメツノカメムシの卵と若齢幼虫の母親による保護行動については、
このブログを開始して間もなく紹介したのだが、
どのステージまで母親が保護しているのかは、当時は観察できなかった。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Entry/11/
そして、今回偶然にも、幼虫集団は、成虫になるまで、
一緒に生活していることが分かったのだ。
ただ、一緒に写っている中に、母親がいるのかどうかは不明である。
数頭の成虫が同じ集団の中に写っているので、
新たに成虫になったものである可能性が高いのだか・・・