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キスジセアカカギバラバチ これがミラクル生活史だ!!

キスジセアカカギバラバチという「ややこしい名前」のハチがいる。

下の写真のように、普通のハチには見られない体の色をしている。

 

キスジセアカカギバラバチ(カギバラバチ科)
2011年8月30日 だんぶり池・青森

この赤黄黒の3色の組み合わせは、
ベルギーやドイツの国旗と同じである。

だんぶり池で初めて出会ったこのハチ、
緑色の葉っぱの上では、よく目立つ。

しかも、色々調べてみると、
なかなかミラクルな生き方をしているのである。

 

 

キスジセアカカギバラバチ(カギバラバチ科)
2011年8月30日 だんぶり池・青森

このハチは、一般的には、2次寄生蜂に分類されるが、
寄生する相手がいる宿主に、直接卵を産みつける訳ではない。
 
チョウや蛾、ハバチなどの幼虫が食べる葉っぱに、
肉眼では見えないほど小さな卵を産みつけ、
それを食べたチョウや蛾の幼虫(イモムシ)の体に、
卵を噛み砕かれることなく入り込むのである。

 


キスジセアカカギバラバチ(カギバラバチ科)
2011年8月30日 だんぶり池・青森

そして、体内でふ化した幼虫は、
そのまま宿主【イモムシ】を食べるのではなく、
宿主に寄生しているハチやハエの幼虫【ウジ】を食べるのである。

当然、最初の宿主【イモムシ】に寄生者【ウジ】がいなければ、
その時点で、彼らの一生が終わるのである。

 


キスジセアカカギバラバチ(カギバラバチ科)
2011年8月30日 だんぶり池・青森

例え話がなかなか思いつかないが・・・・

すごく正義感の強い泥棒がいたとする。
彼は、別の泥棒が狙いそうな大邸宅を探して、
その家に苦労して侵入し、
運よくそこに別の泥棒がいた場合にのみ、
その泥棒から金品を奪うことしかしていないと、
世間に言い訳しているようなものである。

何故、このようなミラクル生活史が進化してきたのか?
何がそうさせたのか?

これは、かなり興味深い問題であるが・・・

 


キスジセアカカギバラバチ(カギバラバチ科)
2011年8月30日 だんぶり池・青森

そして、まずもって、以下の確率を掛け合わせると、
一体どのくらいになるのだろうか?

①植物の葉っぱに海付けられた卵が、宿主【イモ虫】に食べられる確率:
②その卵が噛み砕かれることなく、宿主【イモ虫】の体に入る確率:
③その宿主【イモ虫】に、すでに寄生者【ウジ】がいる確率:
④最後に、何の事故もなく、宿主【イモ虫】から脱出できる確率:

 

実は、その確率がそんなに低くないことは、容易に想像できる。
③だけが、偶然に支配されているが・・・・

つまり、その生活史がすでに完成しているので、
毎年ほぼ同じ数の個体が、だんぶり池周辺に表れるとすると、
雌の産卵数が100個なら約1/100、
1000個ならば1/1000程度になるはずである。

この程度なら、十分現実的な数値であるだろう。

それにしても、不思議だ!!!

 


・・・・(蛇足)・・・・

上の③の確率に関して、
もしかしたら何らかの信号が、最初の宿主【イモムシ】から出ていて、
それをこのハチがキャッチして、
すでに寄生者がいる宿主だと判断している・・・?

でも、こんなことを人間が勝手に想像していると、
カマキリのような間違った結論になってしまうのかも!!

↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110611/1/

?!?!?!?!
 

拍手[33回]

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【2011/10/04 07:37 】 | ちょっと不思議 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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