シャッターチャンス【2】
カメラ片手に、林道をぶらぶら歩いていると、
思いがけないシャッターチャンスにめぐり合うことがある。
今回は、そんな偶然出会った虫たちとの出会い現場を紹介する。
バッタやキリギリスの仲間は、このように、
昼間堂々と脱皮することが多い。
ただその一部始終をカメラで撮るのは、色々な事情で難しい。
以前紹介したアシグロツユムシの自然状態での羽化写真は、、
今思うと、よほど運が良かった、例外中の例外であると言える。
http://kamemusi.no-mania.com/Entry/4/
この写真も、羽化後の翅が伸びきったときのものである。
セミの羽化の瞬間は、薄明るくなった早朝に林道を歩けば、
ストロボなしで簡単に撮れると思う。
今回の撮影時刻は、06:59であり、ちょっとだけ遅かった(?)。
2011年8月7日 乳頭温泉・秋田
虫でなくても、自分の頭の上に蛾が止まったら、
一応嫌がるだろう。
しかし、このノコギリクワガタ君は、広い心を持っており、
そんな小さなことは、全く気にしない!
単に、鈍感なだけか?
アブラゼミが、さりげなく舗装道路上に横たわる
この光景も、確かに異様であるが、
そこにいる一匹だけのオサムシも、何となく寂しい。
2011年7月31日 白岩森林公園・青森
このブログの3回目に、「本当に同種なの?」で紹介した。
(アドレス0913)
カメムシ類の色彩変異については、
アオクサカメムシやミナミアオカメムシでは、
良く知られていた現象であるが、
エゾアオカメムシでも、同じことが起こっていた。
これがその証拠写真である。
これも、「オオカマキリは、本当に積雪量を予測するか?」
で紹介した内容の証拠写真である。
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110611/1/
これを見ると、冬には完全に雪の中に埋もれてしまうクズの茎に、
オオカマキリの雌は、その年の積雪量を、全く予測することなく、
必死に産卵中であった。