スズメバチ類営巣中 そんなとこで大丈夫?
普通は、スズメバチやアシナガバチの巣は、
①雨のかからない、②頑丈な場所に造られる。
ところが、今年立て続けに、
①と②の条件が満たされない場所に、
さりげなく営巣するスズメバチ類を見つけた。
キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
2012年5月29日 南湖公園・福島
この条件では、確かに①雨はかからないが、
とても、②頑丈な場所とは言えない。
葉っぱは、虫に食われて穴が開くかもしれないし、
我々人間には、大風が吹くと、どうなるかは、
容易に想像がつく。
何事もなく、無事に夏を過ごしても、
この葉っぱは、秋には落葉してしまうだろう。
巣坊には、産卵された卵も見えるのだが・・・
コアシナガバチ(スズメバチ科)
2012年5月31日 南会津・福島
こっちは、②は多分OKだが、
①の条件はどうだろうか?
もう少し葉が大きくなってくれば、
雨風は、多少ともしのげそうであるが・・・
⇒当初、キボシアシナガバチとしていましたが、Nabita氏のご指摘により、
コアシナガバチに訂正しました。
ムモンホソアシナガバチ(スズメバチ科)
2012年5月20日 だんぶり池・青森
これは、如何にも拙いだろう!!
真夏になってからも、このような状態で、
完全な葉っぱが残っているとは、ちょっと考えづらい。
キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
2012年6月6日 小泉潟公園・秋田
これは、一見具合が良さそうであるが、
やはり、夏を過ぎれが、葉っぱは枯れてしまいそう。
しかも、よく見ると、すぐ奥にはクモの巣が見える。
どっちが先に作り始めたのかは、
全く分からないが・・・
⇒当初は、アシナガバチの仲間としていましたが、Nabita氏より、
キボシアシナガバチであるとご連絡いただきましたので、
種名タイトルを訂正しました。
これが、まさに、
いろいろな意味での「昆虫の世界」なのだろうか?