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  • 2017.07
テネラル

 全ての虫たちは、硬い外骨格を持っているので、
より大きくなったり、その形状を変えたりるためには、
脱皮をしなければならない。

脱皮をするときには、それまでの硬い皮膚を破いて、
より大きな柔らかい皮膚の状態で、脱出しなければならないのだ。

当然のこととして、脱皮直後は、まだ体が柔らかくて、
飛ぶことも、歩くこともできない。

しかも、皮膚が柔らかいときには、
本来の色彩になっていない場合が多く、
通常は、良く目立つ色をしている。

そのような状態を、テネラルという。


この時期に限って言えば、最も恐ろしい外敵は、
おそらくアリではないかと思うのだが(注)

 


アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科)
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

鮮やかなオレンジ色が、脱皮を終えたばかりの新成虫。

ななめ上に見えるのは、脱皮前の終令幼虫。


これだけの色変化が、僅か数時間の間に起こるのだ。

脱皮直後のまだ体が柔らかい時期、かろうじて歩くことができる。

 

 


トホシカメムシ終齢幼虫(カメムシ科)
 
2011年9月8日 白岩森林公園・青森

こちらは、脱皮直後ではないようだが、
まるで蛍光塗料がついているように、良く目立つ。

外敵に襲われることはないのだろうか?

 

 

 
ヒグラシ(セミ科)
 
2012年7月11日 だんぶり池・青森

朝の7時前に撮った写真。

もう少しで、飛べるようになるのだろうか?

本来の体色になりつつある。

だんぶり池のこの時間は、結構鳥が鳴いている。
もう少し目立たない場所で脱皮すればよかったのに・・・

 

 

アブラゼミ(セミ科)
 
2011年8月5日 白岩森林公園・青森

このアブラゼミも、本来の色ではない。
しかも、こんなに目立つ草の上である。

よくも、今まで、無事でいたものだ。

 

 

(注)カメムシは、臭腺で作られた防御物質(におい成分)を、
  一時的に貯蔵嚢に蓄えている。物理的な刺激があったときに、
  内部の液体を噴射するが、運良く(?)次の脱皮まで使用しなかった場合には、
  脱皮殻と一緒に、その成分を残しておく。
  特に幼虫脱皮の直後は、その場にとどまっていることが観察されるが、
  もしかすると、脱皮殻の中にある防御物質(におい成分)が、
  アリに対する忌避作用を示すのかもしれない。
 


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【2013/01/17 06:53 】 | ちょっと不思議 | 有り難いご意見(0)
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