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不思議な出会い!? クロオビカイガラキジラミ


クロオビカイガラキジラミというキジラミがいる。

学名は、Celtisaspis usubai (Miyatake, 1980)というが、
前回紹介した「虫こぶハンドブック」の著者であり、
高校時代の恩師でもある薄葉重先生の名前が種小名となっている。

ネット情報によると、本種のタイプ標本の採集地が、
一度だけ確かお正月に訪問させていただいたご自宅の埼玉の住所であった。

思い起こすと、当時の先生からの年賀状に、
その旨が、書かれていたような気がするが、
まさか、青森県で出会うとは・・・・【注】

 

 


クロオビカイガラキジラミ(キジラミ科)

2013年7月14日 虹の湖・青森

半透明の翅には、かなり特徴的な黒い帯があり、
3本のストライプ(?)のように見える。

比較的大型なのこともあり、他種と間違えることはなさそうだ。

 

 

 

クロオビカイガラキジラミ(キジラミ科)

2013年7月14日 虹の湖・青森

ネット情報によると、分布はかなり局地的であり、
しかも、個々の発見場所でも、年によって、
個体数は大きく変化するとされている。

もともと、大阪府以西での記録がなかったが、最近、
かなり離れた鹿児島県北部でも、見つかっているようだ。

 

 

 

クロオビカイガラキジラミ(キジラミ科)

2013年7月14日 虹の湖・青森

本種は、年1化性で、6月~7月に羽化した後、
エノキの枝に産卵するが、卵はそのまま孵化せずに、
夏・秋・冬を経過し、翌年の春になって、ようやく孵化する。

一方、同属のエノキカイガラキジラミ Celtisaspis.japonica は、
越冬卵からの成虫が、もう1世代経過する2化性である。

 

 

 

クロオビカイガラキジラミ(キジラミ科)

2013年7月14日 虹の湖・青森

本種の幼虫は、エノキの葉表に虫こぶを形成するが、
写真を撮るのも気が引けるほどのもので、
(というのは、完全な言い訳であり、実際には、全部ピンボケ!!)
エノキハクボミイボフシ【注2】という「窪んだ(?)イボ」になる。

この写真は、葉裏から見たもので、貝殻状の分泌物があるが、
普通は、いとも簡単に(?)、見逃してしまうだろう。

 

 

【注1】実は、本種に出会う事ができたのは、偶然ではない。
    黒石市のNabita氏に同行して、酸ヶ湯から十和田方面に出かけた際に、、
    虹の湖付近の発生場所に、ご案内いただいたのである。
    もちろん、Nabita氏は、薄葉先生が私の高校時代の恩師とは、
    知る由もない、ちょっとだけビックリの顛末だったのである。

    ⇒このあたりの事情については、Nabita氏も「虫えい同好会掲示板」に、
     書かれていますので、本種名で検索してみてください。 


【注2】青森付近に自生しているのは、エノキ(Celtis sinensis)ではなく、
    エゾエノキ(Celtis jessoensis)という種類のようなので、
    正式には、エゾエノキハクボミイボフシとされる。

 

    

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【2014/09/06 05:18 】 | ちょっと不思議 | 有り難いご意見(0)
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