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【2017/12/16 20:12 】 |
警戒色の虫たちと有毒植物① 葉っぱの味は?
虫たちの多くは、生存のため植物の葉っぱを食べる。

ただ、植物の方も、おとなしく(?)、
虫たちに食べられている訳ではない。


一部の植物は、そんな虫たちの攻撃に対抗するため、
アルカロイドなどの二次代謝物質(有毒物質)を、
葉っぱの中に蓄えるようになった。

もちろん、虫たちの方も、植物の抵抗手段に対して、
巧みに解毒機構を発達させ、化学障壁を克服してきた。 

 ⇒さらに言えば、この成分の存在によって、
  虫たちの食べることが出来る植物の種類が限定され、
  食草という概念が生まれたのだと思う。






ライオン(ネコ科)

2016年3月17日 多摩動物園・東京



一方、ちょっとだけ不思議な昆虫の世界では、
このような植物の対抗手段を逆手にとって、
積極的に有毒成分を摂取・蓄積し、自分自身が、
捕食者に食われないように再利用するものが出てきた。

当然のこととして、不味成分にも沢山の種類があり、
その虫に対する影響度(作用)も微妙に異なるので、
植物と昆虫とそれを食べる天敵(捕食者)との、
微妙な関係(例えば警戒色や擬態など)が成立した。

【虫たちの防御戦略⑤ Ⅱ(4). 警戒色(標識色)】
  ↓   ↓   ↓
 http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130209/1/





ここで、重要なのは、有毒物質の致死量と味なのだ。


あまりにも強力な毒成分の場合は、
食べた時の不味さ(刺激?)がなければ、
恐ろしい結果が待っている。

さすがに昆虫の世界にはいないが、
例えば南米のヤドクガエルや海中のフグは、
獲物を丸呑みするような捕食者が、
食った瞬間に「不味さ」を感じなければ、
致死量を体内に取り込んでしまうので、
学習することなく死んでしまう。

 ⇒だから、メルテンス型擬態の例も、
  ウィックラーが著書の中で言うように、
  十分有り得ることかもしれない。





トラ(ネコ科)

2016年3月17日 多摩動物園・東京


ただ、強力な有毒物質の場合でも、
食った瞬間に「不味い!」と感じて吐き戻せば、
その捕食者は、死んでしまうことはなく、
次回からはその獲物を攻撃しないだろう。

この場合、被食者(虫たち)が目立つ警戒色であり、
捕食者(鳥類)に、その体色を学習する能力があれば、
前述の教科書に載っているような関係が成立するのだ。


しかし、自然界の出来事は、そんな単純な話ばかりではない。
一方で、それほど不味くない「遅効性」の有毒成分もあるはずで、
その場合には、一体何が起きているのだろうか?


ちょっと不味い弱毒性の成分を体内に持つ虫たちを、
さりげなく食べてしまった捕食者は、その後、
体調が悪くなったり、下痢をしたりするかもしれない。

そのときは「あっ! あの虫はちょっと変だ!」と記憶され、
以後は、食べようとしなくなるのかもしれない。

 ⇒このことは、ネズミを用いた実験で、
  「体調を崩す直前に食べた新規な餌」を、
  次からは、避けるようになることが知られている。





チーター(ネコ科)

2016年3月17日 多摩動物園・東京



という訳で、どうやら人間以外にも、
食べ物に「好き嫌い」がありそうなのだ。



個人的な好き嫌いの定義として、
食べようと思えば食べられるものを、
自分自身の判断で食べないことを言う。


私自身は、子供のころから、
何故か「チーズと刺身」は食べなかった。

この他にも、嫌いな食べ物が、
もっともっと沢山あって、
「好き嫌いは人間の特権だ!」
と豪語していた。

一方では、一部の友人から、
「人生の半分を損している」と、
揶揄されていることも事実である。



好き嫌いというのは、言葉の響き(?)以上に、
複雑な問題を含んでいると思うのだが・・・




この話は・・・
次回【警戒色の虫たちと有毒植物②】に続きます!!! 


拍手[17回]

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【2016/03/19 08:43 】 | ちょっと不思議 | 有り難いご意見(0)
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