軒下のキイロスズメバチの巣
これは、ヤバい!!!
民家の窓ガラスに、大きなスズメバチの巣が!!!
この雰囲気の巣は、良く見かけるタイプだ。
撮影場所の詳細は、大人の事情で明らかに出来ないが、
一体これは、どういう状況なのだろうか?
巣は、軒下の部分から吊り下げられているようだ。
⇒半球状に見えるが、巣の一部(向こう側?)は、
ガラス面に接しているのだろうか?
ネット情報では、このような開放空間に巣を作るのは、
コガタスズメバチとキイロスズメバチだが、
巣のサイズや形状から、キイロの巣で間違いないだろう【注】。
最大ズームで撮ると、巣の表面に沢山の働きバチがいる。
ちょっと分かりにくいが、赤丸で囲んだ部分だ。
このように、通常時に巣の表面に働きバチがいるのは、
キイロスズメバチの巣の特徴でもあるようだ。
⇒でも、何故、この家の住人は、
ここまで大きくなった巣を、
撤去せずに、放置しているのだろうか?
ここで、問題です。
この巣をこのサイズになるまで放置した理由は、
下の4つのうち、どれでしょうか?
① 家の持ち主が、ハチ好きで、毎日観察しているから・・
② 家の持ち主が、この巣があるのに、全く気付かないから・・
③ この家には、人が住んでいないから・・
④ この巣は偽物で、防犯対策である。(表面のハチは標本)
?????????????????
・・・・・・・・回答です。
⇒正解は、最もありきたりの【①】で、
営巣場所は、自宅の軒下でした。
????????
いいえ、・・・・市街地で、そんなことはできません!!!
実は、【③】が正解で、人が住んでいません。
この家は、国道から数キロ山に入った温泉宿で、
数年前から営業を終了している。
ただ、温泉は湧き続けているので、
近くの渓流沿いにある温泉宿からの排水管の出口には、
イオウの結晶が沢山付着していて、ちょっとだけ寂しい?
⇒撮影場所(日付!)のヒントは、以下のページにあります。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150919/1/
【注】ネット情報によると、
営巣初期は樹洞などの閉鎖空間に巣を作るが、
巣が大きくなると、軒下や樹木の枝などの解放空間に、
引越巣を作成する
ので、短期間に大きな巣が出現することもあるようだ。
キイロスズメバチは、まず独立種として記載され、
その後は、ケブカスズメバチの亜種とされたが、
両種の形態差は、分布の境界付近では曖昧になることと、
個体変異もかなりあることから、明確な区別が困難とされている。