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  • 2017.09
最も危険な昆虫?? イラガ類の幼虫


昆虫が怖いという人のほとんどが、
前ページで紹介したスズメバチを例に挙げる。

ただ、実際には、近くに飛んできても、
だまって立っていれば、全然問題ない。


 ⇒たまに、例外もあるようなので、要注意だが・・・

 

また、潜在的な被害の多いドクガ類の幼虫も、
ほとんどが派手な色なので、葉っぱの上にいれば、
普通に見つけることが出来る。


 ⇒だから、好んで(?)触らなければ、何の被害もない。

 

と言うように、こちらから仕掛けない限り、
虫たちが問答無用に、人間を攻撃してくることはない。

 

 

・・・しかし!!

 


有毒の虫たちが、あまり目立たない場合には、
気付かずに触ってしまうことがあるのだ。


これは、全くの個人的な感想なのだが、
実は、虫たちの中で一番恐ろしいのは、
あまり目立たないイラガ類の幼虫だと思う。


知らずに触ってしまったときの痛さは、
半端ではなく、本当に飛び上がるほどだ。


 ⇒ドクガ類の触ったときの痒い皮膚炎とは、
  比較にならない程の痛さである。

 

 

今回は、私がスズメバチよりも恐れる虫で、
身近な庭木にもいる蛾の幼虫を紹介したい。

 

 

 

ムラサキイラガ幼虫(イラガ科)

2010年9月2日 だんぶり池・青森

こんな感じで、一見やや扁平のイモムシのようだ。

体色は淡緑色~緑色で、背面と側面に短い刺毛がある。


ただ、棘が細く目立たないので、
数年前、思わず触ってしまったことがある。


チクッとした鋭い痛みを指先に感じたが、
時すでに遅く、それから数時間ほど、
強烈な痛みが消えなかった。


 ⇒痒いとか、皮膚が膨れるとかではない。

  ・・・・とにかく痛かったのだ。

 

 

 


ヒロヘリアオイラガ幼虫(イラガ科)

2008年7月13日 徳島市・徳島

先端部近くに、オレンジ色の棘が1対見えるので、
この子は、ヒロヘリアオイラガで間違いないだろう。

ネット情報では、ヒロヘリアオイラガは、
インドまたは中国からの侵入害虫のようである。


秋以降になると、ときどき枯れ枝で見かける繭にも毒がある。


 ⇒徳島に住んでいた頃、自宅の庭のヤマモモに大発生し、
  妻が触って、全身が真っ赤に腫れ上がったことがある。

 

 

 


アカイラガ幼虫(イラガ科)

2011年10月9日 酸ヶ湯温泉・青森

この子も普通に緑色なので、緑の葉っぱの上にいると、
あまり目立たないので、知らずに触ってしまうかも?

近寄って良く見れば、怪しい棘が見えるのだが・・・


 ⇒イラガ類の刺毛は、中空になっていて、
  触れると、一斉に毒液を放出する。

 

 

 

ナシイラガ幼虫(イラガ科)

2015年9月23日 芝谷地湿原・秋田

見るからに恐ろしげな刺毛がある。

上の3種と比較しても、明らかに獰猛そうで、
普通のドクガ幼虫に近い警戒色の雰囲気で、
知らずに触ってしまいそうなのだが・・・


 ⇒しかし、この写真のように、
  枯れかかったような葉っぱにいると、
  黄褐色の棘も含めて、典型的な保護色になって、
  予想外に目立たないのだ。

  この状態では、偶然触ってしまうこともありそうだ。

 

 

・・・という訳で、


今回紹介した有毒のイラガ類4種の幼虫の体色は、
いわゆる警戒色にはなっていない【注】

だから、いずれも人間が思わず触れてしまうこともあり、
警戒色のドクガの幼虫とは、明らかに異なる防御戦略なのだ。


もしかしたら人間にとっては、ちょっとだけヤバイ存在かも??

 

 

以上、私が最も恐れる昆虫でした!!!

 


 
【注】通常は、武器を持つ種や、体内に不味成分を持つ虫たちは、
   警戒色であることが多く、一度ひどい目にあった捕食者は、
   警戒色と結び付けて学習し、2度とその虫を攻撃しない。

   しかし、防御物質の効力は、捕食者の種類によって、
   全く異なっているので、話はややこしい。

    ⇒例えばカメムシの匂いは、アリ以外には無効だし、
     カマキリは、イラガ幼虫を平気で食う。


   このように、防御物質を放出する虫たちを、
   ある捕食者は避けるが、別の捕食者は、
   全く気にしないで捕食することは普通にある。

   これがちょっとだけ不思議な昆虫の世界???

 


   
   

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【2015/10/10 05:54 】 | 防御行動 | 有り難いご意見(0)
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