忍者ブログ

ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

似てる!!②/④ アカアシクチブトカメムシとアシアカカメムシ

前回のアオクチブトカメムシとツノアオカメムシに続いて、
ちょっとだけ名前がややこしいが、
アカアシクチブトカメムシとアシアカカメムシを紹介する。


この組み合わせも、初めて片方だけ見た瞬間に、
「アレ! どっちだ?」と思うほど、良く似ている。

 

まずは、肉食のクチブトカメから・・・

 


アカアシクチブトカメムシ(カメムシ科)

2011年10月9日 蔦温泉・青森

こんなスマートなカメムシであるが、
イモムシなどの体液を吸うのだ。

前回のアオクチブトカメムシと、ツノの感じが良く似ている。

 

 

アカアシクチブトカメムシ(カメムシ科)

2012年6月21日 南会津・福島

しかも、この子は、比較的珍しい種類であり、
偶然見つけると、さりげなく嬉しいのだ。

そんなに、足が赤いというわけでもなさそうだが・・・

 


そして、対応するように、良く似た種がいる。

 


アシアカカメムシ(カメムシ科)

2003年8月12日 青荷温泉・青森

どうだろうか?

サイズ、大まかな形態、そして色具合が、
アオクチブトカメムシとそっくりなのである。

良く観察すれば、ツノの形が違うのだが・・・

(前回と文章同じだ!!)


しかも、このカメムシも、かなりの偶然なのだろうか、
前回のツノアオカメムシと同様に、Pentaoma属なのだ。

 

 

アシアカカメムシ(カメムシ科)

2010年9月27日 新保高温泉・岐阜

実は、この子も、珍品の部類である。

こちらも、何故か、足が赤いというイメージはない。

 

このように、日本産のPentatoma属の2種に、
それぞれ対応する良く似たクチブトカメムシがいるというのは、
かなり不思議なことであると思う。

もしかしたら、共通祖先が同じなのかもしれないが・・・


 

拍手[16回]

PR