玉川ダム カメムシばっかり【2】
比較的寒い日が続いた後の小春日和の日には、
カメムシたちが、まるで申し合わせたように(?)、
ダムサイトに、(多分)いそいそと集まってくる。
太陽熱で温められたコンクリート製のダムには、
越冬前の虫たちが、ちょっと寄り道しに来るのだろう。
ビーティングや灯火採集では、なかなか見られないカメムシに、
この時期だけは、比較的簡単に出会うことができる。
これが、カメムシマニアの間では、有名なダムサイト採集法である。
オオトビサシガメ(左)とクサギカメムシ(右)
2011年10月31日 玉川ダム・秋田
ダムサイトならではのツーショットである。
当然のように、クサギカメムシが一番多かった。
ヨツモンカメムシ(クヌギカメムシ科)
2011年10月31日 玉川ダム・秋田
大型のドキッとするような美麗種である。
山地性の比較的少ない種類だが、
ダムサイトでは普通に見られる。
トホシカメムシ(カメムシ科)
2011年10月31日 玉川ダム・秋田
この子も、山地性の希少種であるが、
ダムサイトだと、たまに見かける。
スコットカメムシ(カメムシ科)
2011年10月31日 玉川ダム・秋田
昔は、希少種だったと思うが、
今では、家屋に浸入する不快害虫である。
アオクチブトカメムシ(カメムシ科)
2011年10月31日 玉川ダム・秋田
大型のツノアオカメムシに似た肉食の美しいカメムシであるが、
越冬前でややくすんだ色になっている。
やはり山地性で、ダムサイトでは、初めての出会いであった。
この子は、別に改めて紹介したい。