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不思議な金属光沢

背景に体の色を似せて、外敵から身を守る昆虫は多く、
その体色は、目立たせないタイプの「保護色」と呼ばれる。

一方で、良く目立つ色彩の昆虫も少なからずおり、
これらの昆虫は、毒針や有毒物質、悪臭を持ち、
捕食者が攻撃を避けるので、
こちらは、目立たせるタイプの「警戒色」と呼ばれる。


これから紹介する金属光沢を持った昆虫は、どっちなのだろうか?

 

 
2003年4月5日 ミヤコキンカメムシ 与那国島

キンカメを、遠景で撮った写真はこれしかない。

遠目にも、確かに2匹とも光って、よく目立っている。

 



 
2010年9月17日 多分ハムシダマシの一種 だんぶり池

この遠景の写真でも、種名は同定できないが、
中央付近に光を反射して、光っているのがわかる。

肉眼でみると、もっと鮮やかに光っているように見えるが・・・

 

逆に、直射日光下で葉っぱが光を反射すると、
このキラキラが、背景に溶け込ませる可能性もある。

また、動物の目は、光と影のコントラストが強いと、
そこに焦点が合ってしまい、輪郭があいまいになる。
そうなると、光るものをひとつの物体(生物)として、
認識できなくなってしまい、「分断色」として機能する。
 

ただ単に、捕食者にとって、キラキラと光を反射するものは、
生きているもの(餌)として認識されないだけかもしれない。

 


しかし、下の写真が、これらの可能性をさりげなく否定している。

 


 

・・・81歳未満、閲覧注意・・・・



 

・・・81歳以上、閲覧注意・・・・

 



・・・81歳未満、閲覧注意・・・・



 
2010年7月3日 クロテンの糞 日高町

北海道・日高町の林道を、夕方、ブラブラ歩いていると、
前方の道端に、キラキラ光るものが見えた。

道路によく落ちている、お菓子の包装紙のような感じだった。

しかし、近づいて見た時は、かなり驚いた。

明らかに動物の糞ではあるが、
沢山の金属光沢の翅の一部が残っている。
明らかに、集中して食べられたようだ。

一度「これは食べられる」と学習した捕食者にとっては、
キラキラは、よく目立つので、
格好の獲物となってしまったのかもしれない。


せっかく苦労して(?)金属光沢になった虫たちが、
それが逆効果になって、
むしろ選択的に食べられてしまった・・・・・??。

 

ある捕食者に対しては、ほぼ完璧な防御方法が、
別の捕食者に対しては全く無効になってしまうことは、
よくあることであるが・・・・・

 

**********************************

弘前大学の小原良孝名誉教授には、お忙しいところ調査していただき、
 ①この糞の主が、昼も夜も活動するクロテンの可能性が高いこと、
 ②タヌキの糞からも、アオオサムシ等の金属光沢の昆虫がよく見つかること、
 ③金属光沢の昆虫が大量に食われた状況
等について、ご教示いただきました。

また、学生時代からの友人である、
記野直人(にゃおと)氏・・・【当ブログ唯一のリンク先】・・・には、
食べられた金属光沢の昆虫類に関する情報をいただきました。
糞の中には、少なくともオオセンチコガネが入っており、
糞の周辺で比較的集団になりやすい種類だそうです。
また、オオルリオサ、アイヌキンオサ、スジオコガネの上翅はない、
とのことでした。
オオセンチコガネ等の金属光沢の甲虫類の写真については、
リンク先の(彼の)フォトギャラリーでご覧下さい。

**********************************
 

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【2010/11/30 14:56 】 | 光輝く美しさなの? | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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