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  • 2017.07
金属光沢の甲虫類② 多分スキバジンガサハムシ


生物が、非生物のような金属光沢を持つ意味について、
様々な分野の人たちが、色々と考えてきた。

捕食者と被食者との関係に限ってみれば、

① 捕食者は、非生物のような金属光沢を、食べ物と認識しない。
② まわりの葉っぱや水面がキラキラ反射すると、保護色になる。
③ 逆に、そのキラキラがよく目立ち、警戒色となる。
④ 飛翔中にキラキラ光ると、小鳥をおびえさせる。

  
というように、説明されることが多い。
もちろん、その他の機能としては、

⑤ 太陽光を反射して体温上昇を防ぐ。
⑥ 交尾相手を発見しやすくする。

なども考えられる。

 


マイナーな金属光沢の虫たち、2回目は、
金色のスキバジンガサハムシ・・・・(多分?)

 

以前紹介したカメノコハムシに似ているが、
ジンガサハムシの方が、金属光沢は強く出る。
↓  ↓  ↓
虫たちの親子⑮ イチモンジカメノコハムシ
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130803/1/

⇒幼虫も良く似た行動が見られ、脱皮すると、
 そのまま抜け殻を背中に背負って、
 外敵から隠れている(つもり?)のだ。

 

 

 

ジンガサハムシ???

2013年7月15日 ベンセ沼・青森

食草であるヒルガオの葉っぱに、
金色に輝くジンガサハムシを発見。

でも、何か、触角の位置が変????

 

 


スキバジンガサハムシ(ハムシ科)

2013年7月15日 ベンセ沼・青森

近づいて良く見たら、下にもう一匹いた!!!

さりげなく、交尾中だったのだ。


この子たちは、多分スキバジンガサハムシだろう。

ジンガサハムシとの違いは、ま横から見たとき、
スキバの方が、背中(小楯板の後端付近)が、
隆起せず、なだらかであることで区別できるようだ。

 

 

 

スキバジンガサハムシ(ハムシ科)

2013年7月15日 ベンセ沼・青森

それにしても、見事な金色(ゴールド)だ。

まるで、透明なプラスチックの容器の中に、
虫がいるように見える。

この透明な部分は、一体何のためにあるのだろうか?


⇒今回の写真では、交尾中なので、わかりにくいが、
 葉っぱに、隙間なくピタッと張り付いていると、
 カマキリやクモのような捕食者が、
 掴もうとすると、ツルッと滑ってしまう感じで、
 うまく捕獲できない可能性は十分あると思うのだが・・・

 

 

 

スキバジンガサハムシ(ハムシ科)

2013年7月15日 ベンセ沼・青森

多くの場合、ハムシの仲間は、捕食者(人も含めて?)が、
近づいてくるのを察知すると、ポロッと下に落ちてしまうが、
ジンガサハムシの仲間には、そんな行動は見られないようだ。

私のあまり多くない経験上からも、こんな習性は、
何かしらの「防御手段」を持つ虫たちに多く見られる。


⇒有毒植物とされるヒルガオが食草なので、
 上記③のように、よく目立つ金色は、
 警戒色と考えるのが自然である。

 


別の機能として、もし仮に、
何かに擬態しているとしたら、
やっぱり、鳥の糞なのだろうか?


⇒このブログで、何度も紹介しているように、
 鳥の糞は、緑の葉っぱの上で、良く目立つが、
 捕食者は、「即座に食べ物ではない」と判断して、
 擬態者を食べようとしない(上記①)。

 

 

・・・このように、

スキバジンガサハムシは、幼虫時代も含めて、
実に様々な防御手段を持っている。

当然、これらの防御手段を、
「捕食者の種類によって、使い分けている」
とも言えるのだ。

   

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